腕時計の修理事例 エルメス クリッパー CL4.220 QZのオーバーホールと外装研磨

修理事例 エルメス クリッパー CL4.220

こんにちは!
ALLU WATCH REPAIRの内田です。

本日はエルメス クリッパー CL4.220の外装研磨をご紹介します。

お客様からのご依頼は、

・全体の傷は取ってほしいが、ケース横などの刻印はなるべく残してほしい とのことです。

ケース横の刻印というのはこちらですね。

確かにこのまま磨いてしまうと刻印が薄くなってしまいますが

刻印は残すことができます!

ブレスにも使用傷が多く見られるので

こちらからきれいにしていきましょう。

まずは、H形のコマにヘアラインを入れるためにマスキングをします。

こちらは金メッキなので、剥がれないよう注意して仕上げます。

ヘアラインを入れ直し、周りの鏡面部分を磨くとこのような仕上がりとなります。

さて、ケース横の刻印部分ですが

ブレスの刻印よりも浅く見えるので、このようにインクで保護します。

この状態でバフを当てれば、刻印の溝にはインクが残るので

刻印を残してきれいに仕上げることができます!

見比べてみましょう。

うまくいきましたね(^^)

修理料金
外装研磨 20,000円

『磨いてもらいたいけど、刻印など時計のデザインが損なわれないか心配・・・』など

外装研磨・時計修理についてご質問ございましたら、ぜひALLU WATCH REPAIRへお問合せください。

時計修理をお考えの方は、お気軽にご相談ください