ロレックスの相場価格が変動する理由を紹介！今後世界的に値上がりはしていく？
ロレックスの相場は常に変動しており、その背後にはさまざまな要因が絡んでいます。本記事では、ロレックスの相場価格が変動する主な理由と、今後の世界的な動向に伴う価格の動きを解説します。
ロレックスの相場価格が変動する主な原因
ロレックスの腕時計相場は経済の影響だけでなく、いくつもの要因による影響を受けています。ロレックスの相場価格が変動する主な原因について詳しくみていきましょう。
為替相場の変動
ロレックスの販売価格は、ロレックスはスイスの企業であり、その価格はスイスフランで設定されています。従って、国際市場の相場の変動によって常に変化しています。また正規店ではなく並行輸入店を利用する場合は、為替の影響を受けます。
原油価格の高騰
2024年現在、原油価格の高騰によってインフレが発生しています。石油やガソリン、電力を必要とする全ての業種が、商品価格を値上げせざるを得ない状況にあります。さらに数十年ぶりとなる歴史的円安も相まって、輸入品の価格も引き続き高騰傾向です。この影響を受けることで材料費が上がり、必然的に商品価格も上がっているのです。
需要の拡大
ロレックスは芸能人やセレブが身につけていると話題になる人気モデルや限定モデルがあります。これらは一つ一つ手作業でつくられているため、製造量が限られます。さらに昨今では、中国バブルの影響により、消費に積極的な中国の富裕層が投資目的で貴金属や高級腕時計を購入する傾向もみられ需要が拡大しました。
金価格の高騰
近年みられる金価格の高騰も、ロレックスの価格上昇の原因とされています。ロレックスは、モデルによって一部に金が使用されています。また、2023年8月現在地金価格は、1グラム当たり1万円を超え過去最高値を更新しました。
ロレックス全体の価格下落
ロレックスは直近4～5年の動向で、多くのモデルが需要の拡大や中国の富裕層を中心とした「爆買い」により、大幅に価格高騰を続けてきました。しかし昨今の経済不況や需要の変化などにより相場の変動があるため、一部モデルで価格が下落しています。ただしこれは一部のモデルにおける傾向であり、ロレックス全体の相場に関しては、価格上昇が続いています。また、この価格下落は5年近く続いた価格高騰の反動ともいわれています。
ロレックスの定価改訂は実勢相場に影響を及ぼす？
相場の変動や新しい材料の導入などがあれば価格改訂の可能性もあります。しかしロレックスは新品があまり出回ることがなく、中古や未使用品でも定価改訂の影響は少ないとされています。
しかし一方で、ロレックスの定価を上回る実勢相場が時計業界以外でも取り立たされており、ロレックスの動き次第で相場形成が変わるような状況も見受けられます。例えばロレックスの新作発表でモデルチェンジがあった場合「生産終了モデルの相場が上がる可能性がある」といううわさが出回ったことで、需要が集中してしまい信じられないような価格を記録するモデルがあったというケースもあります。
ロレックス定価は今後世界的に値上がりするのか？
ロレックスの価格改定は日本国内のみならず、世界でも起きています。2015年の価格改定では、ヨーロッパ圏や香港でも同時に値上がりがありました。これらの原因は、原材料や人件費の原価高騰や円安、ロシア・ウクライナ危機が深刻化した影響もあるといわれています。このように今後も、さまざまな世界情勢を受けて価格改訂が波及していくことも考えられます。
いつロレックスは値下がりする？
過去にロレックスが値下がりをしたタイミングは、2008年のリーマンショックによる経済不況のときや、コロナの影響によるインバウンドの現象や円高が起きた2020年ごろなどが挙げられます。
現状では世界各地の時計の生産体制は完全復活には至らず、ロレックスの値下がり時期を予測するのは困難です。今後、ロレックスの値下げが起きる可能性が高い時期は「供給不足」が解消されたときとされています。世界情勢が安定すれば価格高騰も終わると考えられますが、需要が落ちなければロレックスの値上げ傾向はこれからもしばらく続いていくでしょう。
まとめ
ロレックスの相場価格の変動は、今後もさまざまな世界情勢の影響や需要と供給の差で起こるでしょう。なお現在は引き続き供給量の安定がなく値上がりの傾向がみられるためロレックスの相場は中長期的に上がり続けています。
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