アンティークロレックスに見られるユニークなリュウズたち
ロレックスのリュウズと言えば、「ネジ型形状+王冠マーク」のシンプルなリュウズが定着していますが、アンティークロレックスには、王冠マークの代わりに文字が刻まれているもの、特大サイズのもの、ユニークな形状を持つものなど、実に多種多様なリュウズが存在します。これまでどのようなリュウズが製造されてきたのか、当ページでは特に1900年代初期~中期に製造された多種多様なリュウズの特色をご紹介します。
現行時計のリュウズに刻まれている王冠マーク。これはロレックスのロゴとして定着していますが、王冠マークが誕生する以前にもリュウズは装備されていたため、王冠マーク以外の模様(文字など)が刻まれていました。また、アンティークロレックスの中には、大きさが異なるもの、形状が異なるものなど、実に多種多様なリュウズが存在していました。アンティークロレックスの1つの楽しみとして、どのようなリュウズが製造されていたのか、この機会にぜひ知っておきましょう。
王冠マークが登場する以前の刻印
冒頭で述べたように、現行モデルのリュウズにはロレックスのロゴである王冠マークが刻まれています。しかしながら、アンティークロレックスの中には「OYSTER PATENT」の文字が刻まれているものや、刻み模様のみのもの、さらには王冠マークに「+」がついているもの、王冠マークの周囲に「ROLEX SUPER OYSTER」が刻まれているものなど、実に様々なタイプが存在します。これらの刻印はモデルによって異なり、ロレックスの遊び心とも言えます。
リュウズ径の大小も様々
現行モデルのリュウズは5mm~7mmと直径の幅は様々ですが、アンティークロレックスにおいては大小幅がさらに顕著と言え、ジェームズボンドモデルでは直径8mmの特大リュウズが搭載されるなど、リュウズの大きさもアンティークの楽しみと言えます。また、特に面白いのがノンオイスターのリュウズで、様々な大きさを持つリュウズはもちろん、埋め込み径(ケースから突起する長さ)にも違いがあるなど、各モデルのデザインを考慮して、幅広いリュウズが製造されていました。
ユニークな形状が最大の魅力
アンティークロレックスのリュウズで視認上、最も魅力的なのが多種多様な形状です。現行のリュウズは一般的なネジのような形状をしていますが、アンティークロレックスのリュウズの中には、横から見ると加工済みのダイヤモンド(逆三角形)の形状を持つものや、まるで帽子のような形状を持つもの(ストローハットリュウズと呼ばれている)、丸いプレート状のもの、さらにはリュウズが完全にケースに埋め込まれているものなど、現行モデルにはない実にユニークなリュウズが数多く存在していました。
1900年代初期においては、防水性や機能性よりデザインが考慮されていたことで、遊び心という観点から、実に面白い数々のリュウズが製造されていたのです。アンティークロレックスが好きな方は、ぜひリュウズにも着目してみてくださいね。
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