電池切れのクォーツ時計など止まった時計は買取してもらえるのか?
せっかく縁あって手元にある時計。できることならちゃんと修理して使ってあげるのがベストなのはここに繰り返すまでもないでしょう。
しかし何年も使うことなく放置してしまっていたとすれば、今後も使うことはないかもしれない。
それなら売却して、何かの足しにした方が良いと考えるのも、また良いことかもしれません。
しかしどうせ売るのであれば少しでも高い方がいい。
そんなとき、時計をどう扱い、どう売ればよいのか、一緒に考えてみましょう。
1.何年も放置してあった時計の扱い方について
あなたのお宅に、長らく使わずにしまいっぱなしになっている時計はないでしょうか?
例えば何年も使っていなかったとすれば、機械式時計なら油が固まるなどしてリューズが回りにくくなっていたり、クォーツ時計なら電池が切れて止まってしまっていたりして、使えなくなっていることが多いものです。
それが名のある時計なら、放置してあったことが原因の不具合については、高確率で修理可能と考えられます。
そんなとき注意すべきは、決して無理な操作をしないことです。
本当に壊してしまう前に修理に出すことを考えてください。
無理をして動きにくいものを動かそうとしますと、ムーブメントの歯車を痛めてしまったりして、修理が大変に、かつ高額になることがあるのです。
例えばそんな時計が何の問題もなく動き始めたとしても、何年も放置してあったものを使おうとする場合には、やはり技術者に内部の検証をしてもらう方が良いでしょう。
2.やはり処分してしまおう、というときは
縁あって手元にある時計、どうせなら手入れをして使ってあげたいところですが、何年も使わずにいたとするなら、できれば売却処分を、と考える方もいることでしょう。
そのとき、かろうじてでも時計が動いていれば、その時計なりの査定額を付けてもらえるはずです。
しかし全く動かない、となった場合、ムーブメントがひどい故障をしている危険性が高まり、お店によっては買取査定額を出さないこともあるでしょう。
ここに時計は動くようにしてから査定を依頼する方が有利か、否かという疑問が発生します。
これについては、その時計のタイプ次第で次のようなパターンが考えられます。
- a:ケースやブレスレットに使われているゴールドや宝石の価値が現時点での時計の価値を上回っている。
- →全く動いていなくても関係なくマテリアルの価値で買取してもらえる。
- b:査定の際に何が原因で動かないかを特定できなければ、最悪の状況を想定して査定額から修理のために予想されるコストを差し引く必要がある。
- →予想される修理代が時計本体の査定額より高くなってしまうような場合、買取不可となります。
ゴールドやプラチナ製の時計の場合はaのパターンとなる可能性がありますが、あくまで数社に声をかけてみた上で、自分で判断することが必要です。
身近に頼りになる、相談できる人がいればより良いといえますが、いなければ納得がいくまでいろいろなお店の話を聞いてみることをお勧めします。
aの場合はお店によって地金の買取額が異なることがあり、その日の買取額を店頭に表示している店も少なくありません。
よく比較して少しでも高く、またちゃんとした重量計で計量してもらえるお店で売却しましょう。
また特にホワイトゴールドの場合、18Kや750の表示があっても、実際には75%のゴールドが含有されていない場合もあります。
この点についてもしっかり計測してもらえる店ならより安心です。
また宝石の査定額についてもばらつきが発生しがちではありますが、小粒のダイヤモンドは数が多くても、そんなに良い査定額が出ない傾向にありますので、大粒の宝石でも付いていない限りは、あまり気にすることはないと考えてよいでしょう。
3.思い込みで動かず、いろいろなお店に相談してみましょう
それよりも問題なのは上記のbのパターンでしょう。
動かなくなってしまっている時計を売却するにあたり、最も理想的なのはお店に職人さんが常駐していて、動かない原因を特定してもらった上で査定額を出してもらえることです。
時計そのものに卸売価格と小売価格が存在するように、実は修理代にも卸売価格と小売価格が存在しますが、卸売価格の方で対応してもらえることの方が多いでしょう。
しかしなかなかそのようなお店は少なく、いろいろなお店をあたってみることになりますが、やはりまずは自分で電池交換などを行わずに、そのままの状態で相談してみることをお勧めします。
現在ブランド時計の買取相場が上がっています
写真を撮って送るだけ、店舗に行く前に買取金額が無料で分かります。