ロレックスの腕時計は一生使える?寿命やお手入れ方法
とても気に入って使っている、大切なロレックスの時計。寿命はどのくらいあるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
時計にはさまざまなタイプが存在します。すべてを備える時計は存在しないとすれば、それぞれの時計に最適な用途というものがあります。
そしてロレックス オイスターといえば、デイリーウォッチの代表格。その理由はここに繰り返すまでもなく、タフネスと高精度です。
ここではそのタフネスについて少し考察してみます。
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頑丈な時計、ロレックス
20世紀初頭にはじまるロレックスの歴史。
当初から伝説の創業者、ハンス・ウィルスドルフは腕時計の時代の到来を信じて疑わなかったといいます。
懐中時計にストラップを取り付けて手首に巻くようになった当初の腕時計は、非常にデリケートで防水性もありませんでした。常に気を使っていなければすぐにどこかが壊れてしまう、非常に実用性の低いものだったとされます。
時計をポケットから取り出すことなく、すぐに時間を確認できる腕時計。使い勝手という点で懐中時計より優れていることは、誰もが認めるところでした。ただし、その当時は時計を手首に巻くのは変わり者の趣向として捉えられていたとの説もあります。
そんな腕時計の需要が本格的な高まりを見せたのは、第一次世界大戦時の軍需であったといわれています。
これを機にさまざまなメゾンから「腕時計」として設計された時計が続々とリリースされますが、そんな中でも最も特徴的であったのが1926年初出のロレックス オイスターでした。
世界で初めて腕時計に防水性を与えることに成功したとともに、モノブロックのスチール塊をくり抜いて作られる、タフネスにも優れたオイスターは当時としては極めて先進的なものでした。
当時、まだ新興のスモールメゾンであったロレックスが時計業界においてその名声をとどろかせるようになるには、非常に長い年月を必要としました。ただ、その方向性はこの時点で決まっていたといえるでしょう。
類いまれなるロレックスの一貫性
ロレックス オイスターが登場して約90年間、ロレックスという会社はそのタフネスと精度向上を目指す、少なくともこれをメインテーマとしてぶれることなく一貫した努力を重ねてきました。
そのスタイルが落ち着きと洗練を見せ始めた1950年代前後に現代のコレクションの核となる部分の大半が誕生しています。変えるべきところを変え、変える必要のないところは変えない姿勢を貫きながら、ひたすらにより高いタフネスと高精度を目指して時計作りに励んできたのです。
ロレックスは新しい時計ほど、より丈夫にできている
ロレックスは、新しい時計がより丈夫になるようにディテールを変更してきました。古いモデルよりも新しいものの方が丈夫にできている。これを常に実現できているからこそ、「最新が最良」というロレックスならではの神話が誕生したのです。
ロレックスの「寿命」が気になる方なら、迷わず最新モデルを選ぶべきといえるでしょう。
ロレックスの時計の寿命は何年?
並々ならぬ企業努力の末に堅牢さを手に入れたロレックス。明確な時計の寿命は定まっていませんが、一般的には50年ほど使うことができるといわれています。この寿命は、適切なメンテナンスを行っていた場合の年数です。まったくお手入れをしない場合、10年ほどで壊れてしまうこともあるといわれています。ロレックスを一生使い続けるためには、時計の扱い方について学び、実践することが大切です。
大切なのは時計を気にしていたわりの心を持って使うこと
ここでいわゆるアンティークウォッチたちに目を向けてみましょう。
ロレックスの時計は「変える必要のないところは変えない」主義が貫かれている関係で、古くてもあまり見た目が変わることはありません。ただ、現行モデルよりも丈夫ではないはずの50年前の時計たちには、今なお当然のように現役で使える性能を維持しているものも決して少なくないのです。
こういったものにあまり関心をお持ちでなかった方も、この機会にぜひ、古いロレックスを実際に手に取り、試してみることをおすすめします。
製造から時間がたった時計について知ることは、時計と長年付き合っていく上で大いに参考になるはずです。
また、使い方さえ誤らなければ、現在お持ちのロレックスは50年後でもより原型に近い形で存在している可能性が高いといえます。
この事実を考えただけでも、ロレックスの時計に関しては寿命の心配をする必要がほとんどないことを確信できるはずです。
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ロレックスを長持ちさせる使い方
ロレックスを使っているうちにムーブメントにさされた油が切れたり、外装が汚れたりすることはあります。ただ、大切にしている限りは壊れて使えなくなってしまうような心配はないといえます。
日々の取り扱い方に配慮しておけば、より長くロレックスの時計を使い続けられるでしょう。
ここでは、基本的な扱い方は既にご存じである前提で、簡単にロレックスの取り扱い上の注意について挙げておきましょう。
- 使わないときはそっとしておく
- 使わないときは動かさない
- 2、3か月に一度くらいの頻度で動かす
- 毎日使っている方はまめに時計を拭くなどして表面の清潔を保つ
- 状態が悪くなったらすぐメンテナンスに出す
- 傷を気にしてまめに磨くのは絶対に避ける
ロレックスの時計は定期的にオーバーホールに出すことが大事ですが、不具合が生じたときはすぐにサービスセンターへ相談することがおすすめです。反対に、調子に変化がない場合、あまり気にしないほうがかえって時計に優しいはずです。
もちろん、常にいたわりの気持ちを持って時計と付き合う、気になることがあればちゃんとわかる人に聞く、これが最も大切であることに違いはありません。
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ロレックスを一生使うためには日頃のお手入れが重要
ロレックスの寿命は、使う人次第で変化します。一生使い続けるためには、日頃から時計を優しく扱うことが重要です。できればトラブルが起こる前にオーバーホールへ出しましょう。オーバーホールは3~4年に1回が目安です。正規のサービスセンターのほか、信頼できる時計修理業者に任せることもできます。費用や期間、サービス内容などを比較し、ご自分の目的に合うところへ依頼しましょう。
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