ロレックスのスポーツモデルがメンズウォッチのなかで人気の理由
ロレックスのメンズウォッチ人気を支えるスポーツモデル。中でもコスモグラフ・デイトナの存在はあまりにも圧倒的であり、時計界の王様との表現がこれほどふさわしいモデルは他にないといえるでしょう。
ここではそんなメンズウォッチとしての人気のロレックスの実態を改めて検証し、その圧倒的人気ゆえの特殊性について迫ります。
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1.ロレックスのスポーツモデル ロレックス現行コレクションの全体像
今や不動の人気No.1を誇るロレックスのメンズウォッチ。
そのバリエーションは多岐にわたりますが、大部分を占めるのがロレックス オイスターです。
これらはいわゆるスポーツモデルと、それ以外のモデルで以下のように分類されています。
スポーツモデル
- コスモグラフ・デイトナ
- サブマリーナー
- GMTマスターII
- エクスプローラー
- ヨットマスター
- ミルガウス
- エアキング
その他のモデル
- デイデイト
- スカイドゥエラー
- デイトジャスト
- パールマスター
- オイスターパーペチュアル
これらのすべては頑丈な防水ケースとして知られるオイスターケースを採用します。
そしてロレックスのコレクションの中では例外的存在である、ドレスウォッチのラインとして、チェリーニがあります。
過去には手巻きやクォーツなど、自動巻き以外のムーブメントを搭載したモデルも存在しますが、現行のモデルは100%自動巻きです。
また、その精度の高さはスイス当局が運営する「クロノメーター検定協会」からも認められています。
「クロノメーター」と呼べる時計は、この協会から認定を受けたものだけです。
ロレックスで販売しているほとんどの時計はクロノメーター検定協会の認定基準をクリアしています。
加えて、ロレックスは5年間にわたり、1日あたりの時計の誤差が2秒以内になることを保証しています。
これは機械式腕時計としては限界ともいえる精度です。自社の技術に確固たる自信があるからこそ、この保証が打ち出せます。
ネット上の検索ボリュームによる、最近のロレックスの人気ベスト5はこちらです。
よく検索されるロレックスの人気モデルBEST5
- 1位:コスモグラフ・デイトナ
- 2位:サブマリーナー
- 3位:エクスプローラー
- 4位:デイトジャスト
- 5位:シードゥエラー
特に1位のコスモグラフ・デイトナの存在は常に特別であり、個人の好む、好まざるを越えた、腕時計界の絶対的王者と呼ぶべき存在です。
4位に入っているデイトジャストは、ドレスモデルの代表的な存在です。スポーツモデルと比較してはるかに豊富なバリエーションが存在します。
5位にシードゥエラーがランクインしたのは、ニューモデルが登場したばかりであることが影響しているとみられます。
4位のデイトジャスト以外はすべてスポーツモデルが入る結果となりました。
ロレックスの人気はあくまでステンレススティール製のスポーツモデルがけん引していると考えて良いでしょう。
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2.ロレックスのスポーツモデル ロレックスの圧倒的人気が生む恐るべき付加価値
メカニカルな魅力あふれる機械式クロノグラフは、時計に興味を持つ男性にとって永遠の憧れです。
現在ではヨットマスターIIという第二のクロノグラフがありますが、今も昔もロレックスのクロノグラフといえば、やはりデイトナがその象徴であることに違いはありません。
特にスティール製のデイトナについては、20年以上も前から常に多くのファンが入荷の順番待ちをしています。ショップへの供給不足が絶えることなく続いており、特別なイベントでもない限り、普通に店頭に売り出されることはありません。
この慢性的な在庫不足はロレックスの経営方針によるものという説があります。
現在のロレックスはスイスウォッチメゾンの中でも最大規模を誇ります。需要に見合った量のデイトナを供給できるのに、あえて生産していないのではないかと考える方も多いようです。
また、ロレックスの人気が本格的に高まり始めた1990年代には、生産されたスポーツモデルの約半数を日本人が購入しているとのうわさがありました。
実際のデータは不明ですが、こういったうわさが流れるほど日本のロレックス人気は高かったのです。ロレックス側も、日本における需要が高いことは把握しているでしょう。
それでも日本への流通数が少ないのは、やはりロレックスが輸出量を制限しているためとみられています。
実際に、香港をはじめとする日本以外の地域では、並行輸入品という形で常にたくさんの時計が輸入されています。日本ほど需要と供給のバランスが極端なことになっているわけではありません。
並行輸入のデイトナについては確かに正規品よりも入手しやすい傾向にあります。
ただ、人気の高さからプレミアが付いており、定価よりも値段はかなり高額です。
参考例として、現行モデルで人気の白文字盤デイトナは、上代235万円で取引されています。これは定価である税込127万4,400円の2倍近くになります。
並行輸入新品のスティール製デイトナの価格は、2000年代前半に一時白文字盤が定価を下回った時期がありました。
ただ、黒文字盤のデイトナについては、1990年代の16520というリファレンス番号の時代から一度も定価を下回ったことはありません。
3.ロレックスのスポーツモデル 圧倒的人気に下支えされ、さらなる高騰を続ける旧型モデル
現代に失われた意匠を持つ旧モデルについては、現行モデル以上の過熱ぶりとなっています。
象徴的な例が、「エキゾチック・ダイヤル」と呼ばれる珍しいデイトナです。
アメリカの伝説的俳優「ポール・ニューマン」が愛用したことで、1980年代後半から急激に注目が集まるようになりました。
仕様によっては2000万円以上の流通価格が簡単に付いてしまう、究極のコレクターズアイテムのひとつといえます。
また、ポール・ニューマン自身が愛用していたデイトナが2017年10月に「フィリップス」という国際的な時計オークションに出品された際は、バイヤーズプレミアムを含めて約20億円という歴代最高金額で落札され、大いに話題を呼びました。
上記は時計の付加価値に関する最も極端な例といえます。ただ、近年では毎日愛用している方でも気付かないささいな違いが大きな付加価値を生む例が続出しています。
既に価値を見いだされたものや、まだ比較的安価に取引されているものとともに、壊さないで持ってさえいれば価格が高騰していくと期待する、コレクターやディーラーたちによって激しい争奪戦が日々繰り広げられています。
4.ロレックス本来の人気の秘密は何か
世界で一番愛されている時計、ロレックス。特にメンズウォッチのブランドとして支持されています。
人気の秘密には何があるのでしょうか。
時計としての出来の良さ
そもそもの人気の秘密は、頑丈さと精度の高さであるといわれています。
ロレックスの時計は故障しにくく、時間を合わせ直す頻度が低いものばかりです。
ロレックスの創業者「ハンス・ウィルスドルフ」が目指したのは、まさに頑丈で高精度な時計です。
その思いがロレックスの三大発明となる「オイスターケース」、「パーペチュアル機構」、「デイトジャスト機構」を生み出しました。
長い歴史の中でコンセプトを変えず、品質の高い時計を作り続けてきたブランドの一貫性。そこに変わらぬ魅力を感じる方も多いのではないでしょうか。
変わらないデザイン
ロレックスのデザインは昔から大きく変化しないものが大半です。一度発売したものは、ブラッシュアップを繰り返しながら世に出続けていきます。
ロレックスの時計がひとめ見ただけで判別できるのは、大幅なデザイン変更がないためでもあります。
年配の方の中には、貯金ができた今、若いころ憧れたロレックスを購入しようと考える方もいるでしょう。
昔と変わらない形の時計が手に入り、長年の思いを成就させられるのもロレックスの魅力のひとつです。
ロレックスは大ぶりで肉厚のデザインがほとんどです。これは時計の堅牢性を維持するため、ケースが分厚くなっているのも関係しているでしょう。
ロレックスの時計は、メンズ・レディース問わず丈夫さを重視したデザインです。そのため、見た目に関しては男性受けすることが多いようです。
「高級時計」のイメージ
ロレックスは「高級時計」としてのイメージを確立しています。クォーツ式の安価な腕時計が世に出る前から、ロレックスは品質の高い機械式腕時計ブランドとして有名でした。
実用的な腕時計が市場に流通するようになってからもロレックスは方針を変えず、高級時計メーカー路線を貫いたのも功を奏したのでしょう。
そのため、時計愛好家の憧れの高級ブランドとして、ロレックスの名前が上がることが多いのです。
持っているだけでステータスの高さを示せるロレックスは、成功者の時計としても認められるようになりました。
貯金代わりにもなる資産価値の高さ
ロレックスの腕時計は資産価値の高さでも有名です。ほかにも数ある世界的な時計メーカーが存在しますが、ロレックスは特にリセールバリューが高いことで知られています。貯金する代わりに価値の高いロレックスを購入し、資産運用を行うケースもあるようです。
ロレックスは、中古品買取でも取り扱いが多い点が特徴の一つです。ロレックスの人気モデルを新品で手に入れることは難しく、中古で手に入れたい方が多数存在するためです。ボロボロのロレックスを修理して再販しても売れやすいといわれています。
ロレックスは愛好家が多く、さまざまなモデルが人気のため、中古品市場も活発に動いています。高値でも売れるため買取金額も高く、モデルによっては定価よりも上の金額で買取してもらえます。もしものときの資産としてロレックスを購入する方もいるようです。
ただし、ロレックスを入手して資産にしようと考えても、欲しいモデルを購入できないことは多いようです。数々の人が欲する人気モデルは、正規店で在庫を見かける機会もほとんどありません。購入するために店に通う、さまざまな店を探し回るといった努力が必要です。
ただ、努力してでもロレックスを手に入れる価値はあるといえます。ロレックスのブランド力なら、購入したモデルが数年後に大幅な需要増となり、買取価値を高める可能性もあります。資産性は考慮せず見た目の好みで買ったロレックスの時計が、思わぬ価値を持つこともあるでしょう。
貯金代わりにロレックスを買う場合は、ランニングコストについても把握しておくと良いでしょう。ロレックスのような機械式時計は、数年ごとにオーバーホールをしてメンテナンスすることが必要です。オーバーホールの費用は数万円かかります。修理や部品交換が必要な場合はさらに金額が上乗せされることも。定期的に発生するメンテナンスコストをふまえて資産価値を見極めましょう。
5.ロレックスのスポーツモデル 多くのこだわりから人々に愛されるロレックス
このように、ロレックスの人気は多数の要素から成り立っています。興味のある方は、ぜひ一度実物を見てみましょう。
最近は送料無料でロレックスが買えるネットショップもありますが、初めて購入する方は店頭へ行くことをおすすめします。
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