ロレックスの外装の研磨について|必要性や注意点

ロレックスの外装の研磨について|必要性や注意点

近年のヴィンテージロレックスの過熱によって、ほんの5年前までは誰にも語られることがなかったようなマイナーバリエーションがどんどん掘り起こされては、新たなプレミアム価格を生んでいます。

時計の本体であるケースやブレスレットについても、単に傷がなければよかった時代は終わり、どこまで原形をとどめているかが重要な要素として、ますます注目されています。

ここではロレックスのケースやブレスレットの研磨について、改めて考察してみましょう。
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ロレックスの研磨 きれいになるとやはり嬉しい

日常使いでくたびれたロレックスの時計を久し振りにメンテナンスに出して、やっと手元に帰ってきた瞬間というものは、何とも格別なものです。

約1か月ぶりに再開する愛機は隅々まですっかり奇麗になって、愛着が深まり、初めてその時計を買った時以上に嬉しくなることもあるでしょう。

その見違えるほどにきれいになる秘密について、ここで少し触れてみましょう。

ロレックスの研磨 サービスセンターのメンテナンス

ロレックスのサービスセンターに時計のメンテナンスを依頼しますと、必要な分解と点検、検証を経て、ロレックスの基準と照らし合わせて、あなたの時計に今必要な作業量の見積もりが出てきます。

日本ロレックスのメンテナンス内容

ロレックスではムーブメントはもちろん、ケースやブレスレットなどの外装のメンテナンスについても強いこだわりがあるようです。文字盤などを除くすべてのパーツが洗浄され、必要な研磨仕上げを経て、ピカピカの状態に戻されます

当然、そのまま使える部品はできる限りそのまま使用しますが、傷みの大きい部品については交換が推奨されます。よほど古い時計でもないかぎりは、時計の本来の防水性能を取り戻すためにケースや裏蓋の交換をすすめてくることもあります。

また、傷付いたり、フチが欠けたりしている風防は交換します。

ムーブメントごとに定められたポイントに、定められた種類の潤滑油を、定められた量だけ差しながら組み立てられ、調整、点検を経てユーザーに戻されるのです。

もともと、隅から隅まで高い加工精度で作られているロレックスの時計とはいえ、さまざまなユーザーによって使われることで時計ごとにコンディションが異なっています。メンテナンスの工程の多くは技術者の目視と手作業に頼るしかありません。

日本ロレックスのメンテナンス料金

ロレックスの正規修理は、時計専門店や修理業者などに依頼するよりも高くなることが大半です。

スイス時計は厳しいにしても、例えば国産ブランド等なら別に立派な時計が買えてしまうくらいの金額になってしまいます。オーバーホールの際は研磨を行うことが前提で、料金も研磨込みのものが見積もりで提示されます。研磨だけを依頼することも可能ですが、オーバーホールを同時に行うほうがお得な場合が多いようです。
正規サービスの料金は高めですが、作業の積み重ねを考えれば仕方のないことといえるでしょう。

良いものを買って、まめにメンテナンスをしながら愛着を持って大切に使う。
使い捨てのものが増えた便利な世の中だからこそ、あえてこだわってみたい部分でもあります。

「なんぼや」では、お客様がメンテナンスを重ねて大切にしてきたロレックスを、しっかりと査定させていただきます。
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ロレックスの研磨 外装のメンテナンスについて

時計のメンテナンス
一連のメンテナンス作業の中で外装に関わる部分、すなわちケースやブレスレットの洗浄や研磨は、目に見える部分がきれいになるわけですから、特にきれいに時計を使いたいと願う人にとっては強く関心を引くものでしょう。

時計についた汚れを定期的に落としてあげることで、金属の腐食やブレスレットの伸びが多少防げます。これは時計にとってとても良いことでもあります。プロにメンテナンスを依頼すると、外装の汚れをしっかりきれいに取り除いてもらえるでしょう。

自分でロレックスの汚れは取れる?

ロレックスの洗浄は、オーナー様ご自身で行っていただいても基本的には問題ありません。ただし、その際、分解は本体からブレスレットを外す程度に分解をとどめるように注意が必要です。ブレスレットを外す際に不要な傷を増やさないように気を付けるのはもちろん、時計の内部に水気が侵入しないように配慮しましょう。

ブレスレットは、バネ棒など小さな部品をなくさないように、ハンドソープと歯ブラシで隅々まで洗い、よくすすいで水気を切ります。
洗った後はちゃんと乾かすに越したことはありません。ただ、この程度でさびが発生するようには作られていませんのであまり細かく心配する必要はないでしょう。

しかし、本体側を不用意にぬらすのは危険です。
基本的には乾いた布で磨き上げるだけにするのが無難です。
ラグの間など、細かい部分が気になるようでしたら、乾いた歯ブラシを使って汚れを掃き出してください。

ロレックスの研磨 腕時計の外装研磨について

そして外装の研磨については、より注意が必要です。
外装の研磨により細かな使用傷は落とすことができます。ただ、分かりやすいことをあえてここで申し上げるとすれば、金属の表面を少しずつ削ることで、傷でへこんだ部分まで表面を下げているのです。

すなわち、細かな傷を気にして頻繁に研磨したり、ついてしまった深い傷を消すためにどこまでも研磨を続けていたりすると、外装部品の形が目に見えて変わってきてしまう、ということになりかねません。

いろいろな時計を見慣れるほど、もともとの形を保っているか否かが目に付くようになります。例外はありますが、普通は同じヘアラインでも鏡面仕上げでも、ロレックスの工場で行われる研磨ほどの仕上がりは難しいようです。

自分でロレックスを研磨することは避けるべきか?

ロレックスにわずかな擦り傷が付いてしまうようなケースでは、「自分で研磨ができないかな?」と誰もが考えるはずです。実際に「時計 研磨」などで検索をすれば、さまざまなセルフメンテナンスの方法が見つかります。

代表的なものが、金属研磨剤と耐水ペーパーを用いた研磨です。#1000~#1500程度の目の耐水ペーパーを用意し、擦り傷がある箇所を磨きます。その後、金属研磨材(コンパウンドなど)を布につけて、メガネ拭きなどをつかってこすります。なお、金属研磨材ではなく、スポンジ研磨材を用いる場合もあるようです。

ただし、こうした方法はあくまでも“ちょっとした擦れ”の場合でしかおすすめできません。そもそも、一口に腕時計の研磨といっても、その時計ごとに適した研磨方法があります。

もっとも基本的なものは、いわゆる鏡面仕上げともいわれるポリッシュ仕上げです。表面が美しいツヤを持つロレックスであれば、こちらが適正です。一方、マットな質感のロレックスであれば、「ヘアライン仕上げ」と呼ばれるつや消しの研磨技術が使われます。ロレックスのような高級時計によく用いられている手法です。そのほかにも、深い傷に対応できる「外装仕上げ」と呼ばれるものもあります。

いずれにせよ、美しい仕上げのためにはプロの技術力が必要です。とくに、「ヘアライン仕上げ」や「外装仕上げ」はより高度な専門技術が必要であり、自身で行うのは困難です。

万が一、自身で研磨を行ってよい仕上がりが得られないと、せっかくのロレックスの価値を落としてしまう可能性もあるでしょう。こうした点を踏まえると、本当に軽微な傷ならまだしも、基本的にはプロにメンテナンスを依頼するのがおすすめです。

当店では、時計修理も承っております。
時計のオーバーホールや電池交換など、修理のお店をお探しなら年間修理実績30,000本以上のにお任せください。納期も業界最速級の速さで、お客様の大切な時計を修理・メンテナンスしています。

ロレックスを研磨するときの注意点

メーカーを頼らず自分で研磨するということは、オリジナルの仕上げを崩すということです。場合によっては、外観に大きな影響を与えてしまう可能性もあります。ロレックスを自分で研磨する場合は、あくまで自己責任で行いましょう。

削りすぎに注意する

自分で研磨するときは、市販の研磨剤と紙やすりを使用して磨く方法が一般的のようです。細かい部分を削るのが難しいため、傷がある部分以外も削ってしまう可能性が高いといえます。また、力加減がわからず削りすぎてしまい、外観を著しく損なうおそれもあります。削れたら困る風防周りを磨くときは、マスキングテープなどで保護し、傷がつかないようにしましょう。

研磨剤の取り扱いに注意する

研磨剤がリューズ部分やケースと風防のつなぎ目などの隙間に入り込むと、内部ムーブメントに悪影響が及ぶ恐れがあります。修理やオーバーホールが必要となり、自分で研磨して安く済ませようとしたにもかかわらず、かえって高くついてしまったという事例もあるといいます。

メーカーの仕上げを復元できなくなる恐れがある

上記で言及したとおり、自分で研磨するということは、メーカーが行動な技術が生きたオリジナルの仕上げを崩してしまうということです。腕時計の外装には、「鏡面仕上げ(ポリッシュ)」や「ヘアライン仕上げ(つや消し)」など、さまざまな研磨の技術が施されています。とくにヘアライン仕上げは、復元が難しいといわれているため注意しましょう。

ロレックスの研磨 外装の研磨は時計を別物に変えていく

時計の手入れ

これは極端な例ですが、以前ほぼ使用されていないと思われるRef.1680、すなわちプラスチック風防の時代のサブマリーナーデイトを手にしたことがありました。
Ref.1680は日々触れ続けているごく普通な時計でしたが、その使用されていないRef.1680の雰囲気はまるでその後継機、Ref.16610のようでした。

もっと正確に言えば、普通1980年くらいまでしか製造されていないRef.1680は、度重なるメンテナンスのたびに研磨を繰り返されており、ケース形状が変化しているものばかりです。
感覚として多かれ少なかれ、痩せているケースとプラスチック風防の組み合わせとしてイメージが定着していたのに対し、恐らくはほぼ研磨されていないRef.1680のケース形状は原形を保っていたために、当時新品として出回っていたRef.16610のイメージの形状であったということでしょう。

そのRef.1680を手にした瞬間の違和感は、まさに贋物のそれだったのです。
Ref.16610かと思った時計にボックス型のプラ風防が付いているだけで変ですが、しかも文字盤がフチなしインデックスなのです。
その感覚のギャップはその場では修正が効かなかったくらいのものでした。

今から思えば貴重な体験でしたが、時計のケースやブレスレットが与える印象の大きさというものを強く再認識させられる出来事でした。

ロレックスの研磨 ロレックスオイスターは研磨できる設計

もっともロレックスの場合、ケースやブレスレットに多少の研磨ではびくりともしないような設計が張り巡らされています。ただ、これも度重なる研磨で形が変わり、防水性能にも影響が出てくる可能性があります。

その時にはミドルケース交換という手もありますが、やはり時計を大切にしたいなら日頃から傷をつけないように気を付けること、万一傷がついてもあまりくよくよしないこと。
研磨は程々に、がおすすめです。

ロレックスを研磨しないことは可能?

ロレックスを一度研磨した程度では、見た目の印象が損なわれることはないといえます。ただ、何度も研磨することに抵抗がある場合は、修理やオーバーホールの際に研磨しないことも一つの方法です。修理を依頼する際、研磨を希望しないことを伝えておきましょう。
また、日本ロレックスにオーバーホールを依頼した場合でも、研磨を断られてしまうことがあります。文字の入ったベゼルや刻印のある部分などに傷が入っている場合、研磨することはできないようです。その場合、部品を交換することもあります。

ロレックスの研磨は適度に実施することが大切

ロレックスのオイスターケースが堅牢とはいえ、研磨を繰り返すことで削れていき、見た目が大きく変わってしまうことがあります。頻繁に削ることは避けたほうが良いかもしれません。
なお、修理費用の節約と考えて、自ら研磨による傷隠しを行うこともできますが、結果としてロレックスの価値を落とす可能性も十分に考えられます。そうなってしまっては本末転倒。状況にもよりますが、よほど小さな傷でない限りは、プロにメンテナンスをお願いするほうが賢明でしょう。

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