世界的著名人に愛されるラグジュアリーウォッチブランド「ジェイコブ」
ジェイコブは、世界的著名人に愛好者が多い事で知られるニューヨークのウォッチブランドです。
ハイジュエリーを大胆につかった奇抜なデザインと、確かな時計技術で多くの人々を惹きつけています。
今回はそんなジェイコブの歴史とコレクションについてご紹介しましょう。
世界的著名人に愛される、ジェイコブ
天賦の才能をもつジェイコブ・アラボ
ジェイコブは1986年にニューヨークのダイヤモンド商がひしめく一角で誕生したジュエリーブランドです。
創業者はジェイコブ・アラボ。
彼は幼少期をロシアで過ごし、16歳のころに家族とアメリカへ移民してきました。
ジュエリーに対する情熱はその頃にはすでに顕れており、ジュエリーデザイン学校へと入学するとすぐに彼の才能は開花しました。
その才能は、「学校で学ぶよりも早く仕事を始めたほうがいい」と教師に勧められたほどでした。
店を開くと有名ブランドや裕福な顧客を相手にジュエリーデザインを開始。
するとすぐに彼の型破りなデザインが話題となって「カスタムジュエリーを作るならジェイコブ」とニューヨークで定評を得ることとなり、世界中から「ジェイコブ・ザ・ジュエラー」と称えられるようになりました。
1990年には、R&Bシンガーのフェイス・エヴァンスと、偉大なヒップホップアーティストとして知られる夫のノトーリアスB.I.G.が店を訪れ、ジェイコブのジュエリーの虜となります。
彼らがロイヤルカスタマーとなり友人らにもジェイコブを勧めた結果、ジェイブは世界的な著名人らがこぞって愛用する有名ブランドへと成長していきました。
セレブ愛用のファイブタイムゾーン
主に裕福な顧客相手に仕事をしていたジェイコブは、ある時彼らの自家用ジェットで世界を飛び回るというライフスタイルから、ウォッチビジネスへの挑戦を思いつきます。
2003年には、ダイヤル中央にローカルタイム表示と、インダイヤルでニューヨーク、ロサンゼルス、パリ、東京という世界的な主要4都市の時刻表示をする「ファイブタイムゾーンウォッチコレクション」をバーゼルワールドで発表。
するとたちまち世界のセレブリティらから大きな支持を得ることとなり、現在においてもジェイコブの旗艦コレクションとして高い人気を誇っています。
このコレクションにより、ジェイコブはラグジュアリーウォッチブランドとしてその名を確立させることに成功しました。
文字盤とベゼルにホワイトダイヤとブラックダイヤが敷きつめられた「スカル・ファイブタイムゾーン」はマドンナやビヨンセ、ベッカムなどの世界的なセレブが身に着けていたことで、大きく話題を呼びました。
2013年にはLCDスクリーン上に一度に5つのタイムゾーンを表示することができ、さらにボタン操作により合計20都市の時間を自由に選んで表示できる「ゴースト・ファイブタイムゾーン」が発売されています。
ハイジュエリーが生みだすデザインと力
2006年、7つの香箱を持ち31日間ものロングパワーリザーブの機械式時計「ザ・クインティン」が発表されました。
重厚かつメカニカルな外観と当時6000万円の価格での発表は、多くのファンの注目を集めるとともにジェイコブの機械式時計の開発力・技術力を世界へ知らしめることとなりました。
その後もトゥールビヨンが4つのインダイヤル搭載された「クアドラ」やトゥールビヨンキャリッジ部分をジェイコブのロゴの形にした「ナポレオン」、自動巻きムーブメントを搭載した「エピック」、6カ国の時刻を表示できる両面時計「6タイムゾーン ポケットウォッチ」、パヴェダイヤを敷きつめて世界地図が描かれた「ワールド・イズ・ユアーズ」など、既成概念に囚われない独創的なアイデアにより、複雑機構の機械式時計を発表していきました。
まとめ
ジェイコブ・アラボのブランド創設から現在に至るまでの成功の歩みは、まさにアメリカンドリームとよぶにふさわしいですね。
彼の存在は、多くの夢見るアーティストたちの“成功の証”ともされています。
日本ではまだ取り扱いが少なく、東京・大阪・愛知など全国で12店舗しかありませんが、ジュエリーウォッチに興味がある方は一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
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