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ロレックスをつけている男はダサい?イメージの悪いロレックスの使い方

ロレックスをつけている男はダサい?イメージの悪いロレックスの使い方

「ロレックスを着けている人は印象が悪い」。それは、ロレックスブームの初期の頃からあったイメージです。腕時計としての完成度は随一ですが、なぜか日本では、ロレックスに対して悪いイメージを抱く人が少なくありません。

そこで今回は、ロレックスに悪いイメージが定着した背景や、身に付ける際のTPO・マナーについてお話します。ちまたで「ダサい」といわれる理由にも触れますので、よろしければ参考にしてください。
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ロレックス バブル時代の思い出からくるイメージの悪さ

男性とロレックス
バブル時代を多少でも知る世代にとって、ロレックスのイメージは必ずしも良いものばかりではありませんでした。
ロレックスには、「バブルバック」と呼ばれるヴィンテージ時計があります。オイスターパーペチュアルのなかでも1933年~1955年につくられたモデルで、裏側に膨らみが生じることからバブルバックと呼ばれました。
バブル末期には、すばらしい時代の雰囲気をまとったヴィンテージウォッチが、そのブームのピークを迎えていました。かつてこんなにも素敵だったロレックスの時計たち。何故こんなにも品のない使われ方をされてイメージを悪くされなければならないのか、不思議に思ったものです。

当時のロレゾール、すなわちステンレススチールとイエローゴールドのコンビのデイトジャストや、イエローゴールドのデイデイトなどはその象徴のような存在でした。

手首とブレスレットの間に指が3本くらい入りそうなくらいにルーズに調整されたブレスレットで、手首からだらりと垂れ下がったロレックスオイスターがきらびやかな街のネオンに輝く様は、少なくとも決して粋といえるものには見えませんでした。

ロレックス ジュビリーブレスレットやロレゾールのイメージが悪い時期があった

そのイメージが強すぎたのか、1990年代の半ば以降から10年間くらいの間は、特に若い層を中心としてロレゾールやイエローゴールドのケースのモデル、そしてフルーテッドベゼルや5連のジュビリーブレスレットを受け付けない傾向が非常に強くなりました。スチール製のモデルと3連のオイスターブレスレットにしか興味を示さないファンが大半を占めていたように思います。

さらにはその頃、特にロレックスファンにはブレスレットをきつめに調整するのが流行っていたように思います。

その後、ファッションで70年代を中心としたリバイバルのブームが起きるなかで、徐々にロレックスのデイトジャストやデイデイトならではの意匠を見直す動きが出てきました。ただ、少なくとも1990年代末の東京では、コンビやジュビリーブレスレットが流行らない時期があったのです。

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「ロレックスはダサい」は本当なのか?

悩む女性
検索サイトで「ロレックス」をリサーチすると、「ダサい」というワードがヒットします。こういったイメージが浸透していると、「ロレックスを身に着けたいけれど、ダサい男だと思われるのが嫌だ……」と感じ、あきらめてしまう人もいるでしょう。高級腕時計の象徴でもあるロレックスが、なぜダサいといわれるのでしょうか?複数の口コミサイトを調べた結果、さまざまな反応があったのでご紹介します。

まず、ロレックスのデザインに関する口コミをみていきましょう。
「ロレックスの金無垢なデザインがわざとらしい(30代男性)」
「いかにもお金持ちアピールしているようでダサい(20代男性)」
「イエローゴールドのデイトナは成金感が満載で苦手(30代男性)」

多種多様な意見があるものの、特に多かったのがカラーに関する声です。とりわけ金無垢あるいは「イエローゴールド×ステンレス」の2色コンビのデイジャストは不評で、その煌びやかな見た目が「お金持ち」や「成金」を連想させるとのこと。結果、「自慢」や「成金アピール」と捉えられてしまいます。

ロレックスのコンビがダサいと敬遠される理由

ゴールドとスチールのコントラストが人気のコンビモデル(ロレゾール)ですが、一部の方からはダサいと敬遠されているといいます。ロレックスのコンビモデルがダサいといわれている理由は、大きく分けて以下の3つが考えられます。

ひと昔前に流行ったデザインというイメージがある

ロレックスのコンビといえば、現在は生産が終了している旧型デイトジャストの型番16233が代表的なモデルといえるでしょう。デイトジャストの型番16233は、バブル真っただ中の1988年から2000年代前半に製造されたモデルです。そのゴージャスな見た目から当時は大人気となり、コンビモデルの最盛期となりました。しかしバブルが崩壊すると、今度はその派手さが敬遠されるようになったのです。実際のところ、日本人はイエローゴールドを嫌い、ホワイトゴールドやプラチナを好む傾向があります。理由は定かではありませんが、やはりバブル期の名残りといわざるを得ません。

成金を連想させるため

バブル期はとにかく派手なアクセサリーが流行り、成金と呼ばれる人々が金のネックレスや指輪に執心していました。その実態は、先述した通りです。「金製品=贅沢品」というイメージが定着し、人々は徐々に金製品、あるいはゴールドカラーの物を敬遠するようになります。金を使用しているコンビモデルは、その派手な見た目が成金を連想させ、嫌みに感じてしまう人が少なからずいるようです。

おじさんが好んで着けているイメージがあるため

ロレックスのコンビモデルは、40代以降の人が好んで着けているというイメージを持っている人が多いようです。また、コンビモデルは金を使用しているため、若い人が着けていると「無理をして買った感」が出てしまうといいます。一方、歳を重ねてある程度地位のある人が着けていると、高級感が出てしっくりくるという声もあります。おじさんが好んで着けているというより、落ち着いた大人に似合うデザインといえるのかもしれません。

ロレックスをつけている男がダサいとは限らない

ロレックスをダサいと感じる人がいる一方で、以下のような口コミもあります。
「無骨なデザインが男らしくて格好いい(40代男性)」
「時計自体の精度が高いので気に入っている(40代男性)」
「文字盤が芸術作品のように美しい(30代男性)」

ロレックスの洗練されたデザイン、そして機能性を高く評価する声がありました。事実、ロレックスは腕時計として完成された素晴らしいアイテムです。どの視点から見ても、「ダサい」と感じる要素は一切ありません。
つまり、ロレックス自体がダサいのではなく、「ロレックスを自慢げに見せびらかす人がダサい」のだと考えます。今もなお、そのイメージが残っていることが、残念でなりません。

ロレックス 腕時計にはTPOに合わせた心配りが必要

本題から少々それてしまいましたが、やはり身に着ける腕時計にはTPOに合わせた気配りが不可欠です。それを外してしまうと粋でなくなる、すなわちイメージを悪くしてしまうことになりかねないのです。

特にロレックスはもっとも有名な時計ですから、多くの人に高価な時計であることが伝わりやすい分、細かな心遣いが必要です。

好きで愛用している時計を否定することはありませんが、新人の飛び込み営業のサラリーマンが、ピカピカのイエローゴールドブレスレットの付いたスカイドゥエラーを付けていたらどうでしょうか。
あまり具体的表現は避けますが、業種によってはそれこそ本当に笑い事では済まされなくなる場面もあるかもしれません。

一方、ここぞという時にワンポイントでゴールドのインパクトのあるロレックスをコーディネートする。これは2000年代半ば以降にファッション誌が定着させた使い方です。若いからといってゴールドのロレックスが似合わないと決め付けるのではなく、若いからこそできる洒落たコーディネートももちろんあることでしょう。

ロレックスを身に着けてダサいと思われないコツ

ロレックスをセンス良く身に着けるには、ファッションに合わせることはもちろん、ご自分の雰囲気や見た目などにも合うモデルを選ぶことが大切です。いまいち自分に合うものがわからないという人は、シンプルなデザインのロレックスを選ぶことから初めてみましょう。
サイズ感も重要なポイントです。小柄な人が大きすぎるロレックスを着けていると、ちぐはぐな印象を与えてしまうことも。ケースサイズが小さめのものを着けることで、腕にしっくりとなじんでくれるでしょう。
また、ロレックスは厚みがあるモデルが人気です。ゴツゴツとした時計は、体格の良い人に似合いやすいといわれています。気に入った時計を身に着けるために、筋トレに励んでみるのも一つの方法です。

ロレックス 大人には大人のマナーを

時計を見つめる男性
若者+高価なことが分かりやすい時計を例に挙げてしまいましたが、これはもちろん、年齢や社会的立場だけの問題でもありません。
反対に経験を重ねてきたはずの大人だからこそ、失敗が許されない場面が多くなることを認識すべきです。

その点では、スチール製のデイトジャストやエクスプローラーといったタイプの時計は用途が広く、性能の高さとタフネスも相まって、デイリーウォッチとして非常に優れているといえるでしょう。

人気があって有名なロレックスの腕時計を持つ人にとって、TPOを考えて身に着けるものを選ぶこと。これはスーツやネクタイを選ぶことと同じくらいに重要なのかも知れません。

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