レアアイテム写真館 フェンディ トロワジュール 2WAYショルダーバッグ
フェンディの始まり
1925年、イタリアのローマに小さな革製品のお店がオープンしました。これが後のファッションブランド「フェンディ」となるお店です。フェンディはアドーレ・フェンディ、エドアルド・フェンディ夫妻によって生み出されたブランドで、オープンしたお店では毛皮も取り扱っていました。創業から間もない内から、フェンディは独創的な商品を作ることで有名でした。その代表商品とも言われたのが毛皮のコートで、当時の流行からヒントを得て考案、商品化へとこぎ着けた後、イタリアで一時爆発的なブームを引き起こしました。
これが現在にまで続く、イタリア人女性が毛皮を好むきっかけになったとまで言われています。創業から20年後の1946年には、ピアヴェ通りで新たにお店をオープン、フェンディ家の5姉妹が経営に関わることになりました。更に60年代末期には、創業当時にヒットした毛皮のコートを発表、1972年には日本でフェンディの展開が始まりました。デパートの売場やブディックなど徐々に取り扱い店舗が増加、2000年以後は急速に店舗を増やしています。
代表コレクション「トロワジュール」
現在のフェンディはバッグを中心にコレクションを展開しています。その中でも、オフスタイルに合わせやすいと女性に好評のコレクションが「トロワジュール」です。
トロワジュールの各アイテムはベーシックなデザインながらも、サイズはやや大きめに作られており、マチも深めに取られていることから、収納力の高さが特徴となっています。また、持ち手は少し長めに作られており、更にトートとショルダーの2WAYで使える利便性の高さが魅力です。ある時はトートバッグとして、またある時はショルダーとして、その日のスタイリングに合わせた活用方法が可能になっており、ファッションを問わずに使える癖の無さはベーシックなアイテムを求める女性、実用性を求める女性双方から高い支持を集めています。
価格も手ごろなアイテムが多く、購入しやすい点も人気の理由となっています。
ツートンのモチーフが独創的
ベーシックなデザインが目立つトロワジュールのアイテムの中、ツートンカラーでインパクトを前面に押し出したものが「カーフ×ファー」のトロワジュールです。通常、同コレクションでは単色のシンプル・ベーシックなデザインが多くなっていますが、バッグ本体を左右に分け、それぞれの配色を変更したアイテムも中にはあります。カーフ×ファーの配色はその中の一つですが、インパクトの高さとは対照的に、全体では落ち着いたデザインに仕上がっているのが特徴です。また、カーフレザーにファーと言う豪華な組み合わせになっており、高級感を漂わせる作りはフェンディらしさがにじみ出ています。トートとショルダーの2WAYタイプは変わらず、またサイズもやや大きめのため、実用面でも優れているアイテムと言えるでしょう。オフスタイリングに合わせやすいアイテムの一方で個性を演出できることから、人とは少し違うアイテムを求める女性に人気があります。また海外の一部の女優が愛用しており、注目度の高さが伺えます。
まとめ
革や毛皮のお店としてオープンしたフェンディは、その後毛皮のコートがヒット商品となり、イタリア人女性にとってのシンボル的存在となりました。戦後も着実な成長を続け、毛皮製品から一転、革を使用した様々なバッグを展開するブランドへと成長を遂げています。トロワジュールは珍しい2WAYタイプのバッグで、更にツートンのアイテムもいくつか展開しており、バリエーションの多さはフェンディの中でも随一です。カーフ×ファーのように、没個性にならないアイテムも人気を博しており、長く使える一品を探している方にはもってこいのバッグと言えるでしょう。
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