ドクターマーチンの偽物は見分けられる？世間で知られる見分け方の正誤などを解説！
イギリス生まれのドクターマーチンは、日本でも人気の高い靴ブランドです。ただし、偽物を販売する店舗もあり、真偽の見分け方について多くの情報が流されています。不確かな情報に振り回されないためには、どれが誤っているか把握しておくとよいでしょう。そこで今回は、世間に流布している情報の正誤を解説し、本物を入手するのに役立つ方法などをご紹介します。
世間に流布している情報
ドクターマーチンの本物と偽物を見分ける方法については、さまざまな情報が出回っています。メルカリなどで偽物の購入を避けるには、誤った情報に惑わされない必要があるでしょう。
偽物と語られる情報
ドクターマーチンについて、日常会話やネット上で偽物と語られている情報は、主に以下の通りです。
・ソール部分の格子模様が縦方向
・インソールが取り外し可能
・英国産やタイ産でなければ偽物
他には、ロゴ・刺繍の欠如やソールの英語の誤表記も偽物の特徴に挙げられています。
偽物の見分け方に関する誤った情報
ドクターマーチンの偽物を見分ける方法のうち、ソール部分の格子模様の向き・インソールの仕様・生産国の違いで区別できるとの情報は明らかな誤りです。
まず、ソール部分の格子模様は斜め方向と縦方向の2種類があり、縦方向を偽物と判断するのは間違っています。インソールも、縫い付けているタイプ以外に取り外し可能なバージョンがあり、偽物を見分ける方法には使えません。
また、生産国の違いにより識別できるとの話も誤報です。現在、英国ではドクターマーチンを製造していません。生産国はタイ・中国・ベトナム・ラオスであり、一部の国で生産された製品を偽物と判定するのは誤っています。
本物のドクターマーチンを入手するには
本物のドクターマーチンを入手するには、妥当性のある見分け方や正しい商品知識を知ることが大切です。
妥当性のある見分け方
ドクターマーチンの偽物を見抜く判断基準として、ロゴ・刺繍の欠如やソールの英語の誤表記は妥当性が高いと見られています。
本物のブランド品は、ドクターマーチンに限らずロゴや刺繍が不可欠です。正規に生産された商品なら、これらが欠ける事態は起こらないでしょう。ドクターマーチンも、箱などにロゴ・刺繍がなければ基本的に偽物です。
ドクターマーチンは、ソールに6つの英語表記があります。本物であれば、表記を間違えるとは考えられません。そのため、誤表記がある場合は、偽物である可能性が高いと判断できます。
覚えておきたい商品知識
ドクターマーチンについて覚えておきたい商品知識としては、靴の縫い目であるステッチのバリエーションが挙げられます。
定番のドクターマーチンは、黒や茶系の革を黄色い糸で縫製したイエローステッチが大きな特徴です。とはいえ、現在はバリエーションが増え、他の色がステッチに用いられたデザインも登場しています。
ステッチのバリエーションを把握しておくだけでも、誤情報に惑わされず偽物を避けるのに役立つと考えられます。
店舗選びで意識したいポイント
ドクターマーチンを購入するとき、偽物を避けるには店舗選びにも注意が必要です。主なポイントとしては、次の2点が挙げられます。
ポイント1：偽物サイトに要注意
ネット上で購入する場合、偽物を扱っているサイトには要注意です。
最近は、ドクターマーチンの人気に便乗して偽物を販売しているネットサイトが少なくありません。ただし、いずれも「正規品」「本物」と称しているため、真偽を区別するのは難しくなります。
偽物サイトを見分けるのに使える判断基準は、実店舗があるかどうかです。実店舗も経営しているなら、信頼性は高いといわれています。一方、販売価格が他店より過度に安いサイトは疑わしいと考えられます。
ポイント2：信頼できる店舗を選択
偽物を購入するリスクを下げるには、信頼できる店舗を選ぶことも重要です。
確実に本物を入手できる店舗としては、正規店が挙げられます。本店や直営の販売代理店であれば、偽物が売られている心配はありません。ネット購入するなら、公式サイトが安心です。
また、大手の靴販売店も正規の工場から直接輸入しているケースが多く、信頼性は高いと考えられています。
いずれにしても、本物のドクターマーチンを求めるなら、出費を惜しまない必要があるでしょう。
処分品は「なんぼや」へ
ドクターマーチンの見分け方はいろいろと知られていますが、本物を入手するなら正規店で買うのが確実です。ブランド人気が高いので、処分予定のお品物があれば「なんぼや」にご連絡ください。
