カシニョール作 「湖」(リトグラフ)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。いつもご覧いただき、誠にありがとうございます。
今回は「なんぼや」骨董買取で買い取らせていただきました、「カシニョール 湖(リトグラフ)」をご紹介させていただきます。
買取商品名 | 絵画 カシニョール 「湖」(リトグラフ) |
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技法 | リトグラフ |
リトグラフとは
今回買い取らせていただいた作品に用いられている「リトグラフ」とは平らな石の上に描画して刷る版画です。近年ではアルミなどの金属板も使用されていますが、元々はギリシャ語で「litho(リト=石)」が語源と言われています。
リトグラフの手順は、平らな版面の上に油性分を含んだ描画材料で描画して、描画終了後に薬品を塗ります。描画部分にインクがのった所で、版面の上に紙を置いてプレス機で圧をかけて印刷します。
この手順から、リトグラフは、水と油の反発作用を利用した化学的な版画といえます。
査定について
リトグラフ作品も他の技法の作品同様に版面の状態が査定額に大きく影響します。
光(日光、蛍光灯など)が当たる場所に飾っておくと徐々に版面に「日ヤケ」が発生しますし、また、湿気の多い場所に保管していると「カビ」や「シミ」が発生してしまいます。
今回買取させていただいた作品は、版面にわずかな「日ヤケ」が見受けられましたが、カシニョールのとても人気のある構図の作品でしたので高額査定となりました。
状態
査定の項目の中でも触れましたが、わずかな「日ヤケ」が見受けられました。日常お部屋に飾られている作品としては避けられない範囲のものであると思われますが、作品によっては査定額に影響することもございます。
その他にも、版面の状態以外でも査定に影響するポイントが多々ございますが、詳しくは「なんぼや」までお気軽にお問い合わせ下さい。
作品について
カシニョールの中でも人気のある女性が大きく描かれている構図で、とても存在感のある作品でした。同じ作家の作品でも、モチーフや構図によって評価が変わりますので詳しくは「なんぼや」にお問い合わせください。
作家 ジャン・ピエール・カシニョール(Jean Pierre Cassigneul)について
1935年 7月13日パリに生まれる。パリのジャンソン・ド・サイ高校を卒業
1952年 パリのルシー・クロッグ画廊にて初の個展を開催
1967年 初めてリトグラフ作品を作成。
1969年 東京、三越百貨店にてリトグラフ展を開催
1971年 初めて日本を訪れ3ヶ月滞在する。東京、三越ギャラリーで大規模な個展を開催。
1973年 パーム・ビーチとニューヨークのウォリー・フィンドレイ画廊にて個展
1983年 東京・ギャラリーミキモト、大阪・都画廊、名古屋・国際サロンで開催された出版記念展のために来日。東京、ギャラリー新宿高野でリトグラフ展を開催
1990年 大阪で緑と花の博覧会の公式ポスターを制作
1992年 東京のプランタン銀座での個展のために来日
ヨーロッパ、アメリカ、そしてなんといっても日本で愛されている作家であり、繊細で柔らかな描線と洗練された構図により、やさしさのある落ち着いた雰囲気と甘美さでノスタルジーに満ちた世界を生み出しています。
絵画買取なら「なんぼや」にお任せください
今回買取させていただいたカシニョールは、日本での人気が絶大で2次市場でもしっかりと評価されている作家でしたが、カシニョール以外でも、カトラン、ブラジリエなどの作品を高価買取させていただきます。>「なんぼや」では、絵画全般の買取金額アップなどお得な情報をご用意しておりますので、絵画作品をお持ちでしたら、まずは査定だけでも結構ですので、ぜひ「なんぼや」までお気軽にご連絡ください。