ダイヤモンドの刻印とは?どこに刻まれているかなどをご紹介!
ブライダルリングやネックレスなどのダイヤモンドジュエリーには、刻印があることをご存じでしょうか?
ダイヤモンドの刻印の種類をはじめ、どんな内容がどんな場所に刻印されているか、名前や記念日などが刻印されていても買取可能か、ダイヤモンド自体に刻印できるかどうかについて、わかりやすくご紹介いたします。
ダイヤモンドの刻印の種類は?
ダイヤモンドの刻印には大別して2種類あります。購入する人が希望して刻印を入れる場合と、はじめから施されている場合の刻印です。それぞれの刻印がどのようなものか以下に説明いたします。
購入した方が希望したもの
特に、ブライダルジュエリーを購入する場合、希望に応じて、名前やイニシャル、記念日などの特別なメッセージを刻印してもらうことが多くあります。また、入れられる刻印については、スペースの都合で文字数に制限があります。
はじめから刻まれているもの
宝石の品質を表すため、ダイヤモンドであることや重さの情報があらかじめ刻印されています。ダイヤモンド付きのジュエリーは重量として「カラット」を表す数字が刻まれています。鑑定書がなくても、刻印を見ればダイヤモンドのカラット数がわかるので安心です。
名前や記念日などが刻印されていても買取可能?
名前や記念日などが刻印されているブライダルジュエリーでも、買取は可能なのでしょうか?
刻印方法には、レーザー刻印、手彫り刻印、刻印機の使用、刻印打棒の使用の4通りがありますが、刻印機による方法が最も一般的だと言われます。もしも事情により刻印を消したい場合には、レーザー、研磨、ロー材流しの方法が一般的です。 関連記事結婚指輪、婚約指輪は売れるのか?買取相場や高価買取のポイントを徹底解説
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刻印のあるブライダルジュエリーは買取時、状態によって査定が異なります。刻印を消すことができる場合、消すための手間や費用がかかったり、買取価格が下がったりしますが、ジュエリーとしての買取自体は可能です。もし刻印が消せない場合でも、ダイヤモンドそのものに価値があれば、素材として買取可能です。
はじめから刻まれている刻印が意味する内容は?
はじめから刻まれている刻印を見れば、ジュエリーに使われている宝石の種類と重さが判別できます。刻印は「石目」または「キャラ目」とも呼ばれていますが、「D 0.3」と刻まれていたら、アルファベットが宝石の種類を示し、小数点を含んだ数字が重量もしくはダイヤモンドのカラット数を指します。数字は小数点第3位まで表記可能です。
なお、高級ブランドのジュエリーについては、ブランド名やシリアルナンバーなどの刻印が入っていることもあります。
宝石の種類
、
宝石(天然石)の頭文字として、ダイヤモンドなら 「D」、ルビーは 「R」、エメラルドは 「E」、サファイアなら 「S」と刻まれていて、使用されている天然の宝石の種類が刻印のアルファベットでわかるようになっています。
宝石の重さ
カラット(ct)は重量の単位で、1カラット=0.2gです。
宝石が複数使われているジュエリーの場合は、メインとなる石(中石)として中石の重さまたはカラット数が最初に、その後ろに脇石(メインの石を除く)の合計の重さが刻まれます。
ダイヤモンドジュエリーは、どのようなところに刻印されている?
ダイヤモンドジュエリーの刻印される場所は次の2か所です。
ジュエリーの見えにくい部分
一般的には表から見えにくい目立たない位置に刻印されます。リングの場合は指輪の内側、ネックレスの場合はペンダントヘッドの裏側や側面などに刻まれているのが普通です。なお、ネックレスはチェーン自体にも刻印が入っている傾向です。
ダイヤモンド自体に刻印
ブライダルリングなど、ジュエリーの金具部に入れる刻印だけでなく、宝石自体に刻印する場合もあります。繊細な作業が必要となるので、レーザー技術を用いて小さな文字で刻印します。ダイヤモンドのガードル部(横から見た時に一番幅がある箇所)に鑑定書番号などの情報を打刻できて、ダイヤモンドの価値を保証できます。なお、レーザー刻印なら基本的に消すことも可能です。 関連記事宝石の鑑定書と鑑別書の違い|信用はあるの?買取に必要?
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ダイヤモンド自体に刻印しても大丈夫なの?
ダイヤモンド自体に刻印しても何も問題はないのでしょうか?
レーザー刻印をしても品質上まったく心配は要りません。刻印を消す場合でも、軽い研磨によりごくわずかながら石の重量が減ってしまいますが、ダイヤモンドの透明度の指標となるクラリティグレードに影響が出ることはありません。逆に、ダイヤモンドには刻印があるほうが信頼度や安全性を得られます。
まとめ
ダイヤモンドの刻印は、はじめから刻まれているものと、購入者が希望して刻印してもらうものがあります。はじめから刻印されているものは宝石の種類と重さを表していて、ジュエリーの目立たない場所に刻印してあるのが普通です。もし名前や記念日などが刻印されていても、消すことができれば買取は可能で、消せない場合でも素材としての買取が見込めます。
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