サファイア(サファイヤ)の意味は?知っておきたい魅力と効果
その昔には「皇帝の石」とも呼ばれるまでに高貴な扱いをされてきたサファイア。現在もその人気は続いており、宝石の代名詞的存在感すら漂います。今回はそんなサファイアの基礎知識をご紹介。サファイアの持つ意味や効果なども踏まえて詳しくお伝えします。
サファイアとは?
サファイアはコランダム(Corundum)と呼ばれるアルミニウム酸化鉱物です。宝石のなかではダイヤモンドの次に硬く、世界の四大宝石のひとつにも数えられています。タイ、ミャンマー・スリランカ、インド、ベトナム、アフリカなどが原産です。
そもそもサファイアは、ラテン語で青(Sapphirus)を表す言葉です。また、和名は青玉や蒼玉と言います。その名が示すとおり、深く透き通った青色が特徴で、中世ヨーロッパでは“天空の宝石”とも呼ばれて、たたえられてきました。古くから多くの人に愛されてきた宝石であるため知名度も高く、9月の誕生石としても有名です。
なお、一般的に知られている青色のサファイアは、厳密にはブルーサファイアという種類に分けられます。実はその他にも、ピンクやオレンジ、イエロー、ブラウンなど、サファイアにはさまざまなカラーバリエーションが存在。 濃赤色以外は、すべて天然のサファイアです。
ルビーとの違いは色だけ
ルビーはサファイアと同じコランダムであり、中身は酸化アルミニウムの結晶です。ここに鉄やチタンなどが微量に含まれると青いサファイアになります。一方、含有元素がクロムになりますと、赤いルビーになるのです。
このように、ルビーとサファイアは色以外の要素はまったくと言っていいほど同じです。しかし、色が違うだけで価値が大きく変わるのが宝石です。
サファイアの意味や効果は?
サファイアには、恋人や夫婦のきずなを強めるという意味が宿っています。これは、ダイヤモンドの次に硬く、さらにダイヤモンドよりも衝撃に強いというサファイアの特徴が由来とされています。
さらに、怒りや憎しみを鎮めたり、集中力を高めるのを手伝ってくれたり、邪心を取り払って仕事等にしっかり向き合える力をくれたりする、という効果も期待できるようです。ポジティブな効果が多いため、お守りやプレゼントにも最適でしょう。
なお、スピリチュアル的には「天界とのつながり」という意味もあるそうです。サファイア自体が天界を表しており、そこには女神や天使が住まうとされています。そのため、「もっとも尊く波動が高い、光と愛(浄化といやし)が受け取れる」とされます。
また、水晶の組み合わせはさらなる邪念・悪意を取り払うとされています。その他にも、ルビーとの組み合わせは仕事運、ファイアークォーツとの組み合わせは実行力・達成力を向上させるといわれます。
種類によって異なる意味
サファイアにはいくつもの種類がありますが、それぞれに意味も異なってくるので注意が必要です。
たとえばブルーサファイアは、自己探求のサポート力に秀でています。人としての成長を望むときにひかれるとされており、持ち主の成長を促進し、人生の成功や幸福をサポートしてくれる力があるそうです。
一方、ピンクサファイアは恋愛の運気を向上する力を持っています。運命の人との出会いを引き寄せたり、恋人や夫婦のきずなを深めたり。そのほか、総合的人間関係の円滑化をサポートしてくれます。
このように、種類によってサファイアは効果が異なるため、購入時には注意しましょう。
まとめ
サファイアは古くから愛されてきた宝石ですので、今回ご紹介できなかった逸話なども数多く残されています。また、スピリチュアル以外にも、風水では「生命力」や「集中力」を示すなど、非常に奥深い宝石です。ぜひ一度、サファイアの持つ魅力に触れてみてください。