ブランドもののダイヤモンド、買取価格はどうなる？
ダイヤモンドは、同じグレードでもブランドものとそうでないものとでは買取価格が違うのでしょうか？
答えは「Yes」です。もう使っていないヴァンクリやカルティエ、ティファニーの指輪、ネックレス、ピアスにブローチ…。ダイヤモンドを使ったジュエリーを売りたくなった時のために、ブランドもののメリットと、さらに高く売る方法についてお伝えします。
ブランドのダイヤモンドに高値がつく理由
GIA（米国宝石学会）による世界共通の品質基準で相場が決まるダイヤモンド。4Cのグレードにより相場は異なりますが、仮に4Cがまるで同じ石が2つあったとして、片方がノンブランド、片方がブランドものなら、買取業者による買取価格は「ブランドもののほうが高い」のが現実です。
理由は、ノンブランドのダイヤモンドは純粋に4Cのみで評価されるのに対し、ブランドものは4Cに加え、ブランド独自の技術力やデザイン力、社会的な信頼性や格、人気など、無形の価値まで加算され、さらに定価も考慮された上で査定されるためです。
たとえば世界五大ジュエラーのひとつ、ヴァン クリーフ＆アーペルの、外側から留め金がいっさい見えないように石をセットする”ミステリーセッティング”は、ブランド独自のテクニック。その高い技術力は加点ポイントとなります。また、高級ジュエラーはダイヤモンドの選定にGIAの4C基準よりもさらに厳しい自社基準を設けているため、買取時には定価も考慮されます。
純粋に品質のみで勝負するノンブランドのダイヤモンドと、品質にさまざまな付加価値も加わるブランドもの。「石のグレードが同じ」であっても、こうした理由で買取価格には差があるのです。
買取業者の選び方
そもそもダイヤモンドの買取価格は、相場はあるもののどの業者でも同じではなく、それぞれに異なっています。
理由はいくつかありますが、基本的に「宝石査定のプロがいない」「買取後の販売力に自信がない」「そもそもの買取件数が少ない」業者を選んでしまうと、間違いなく、安く買い叩かれる悲劇が待っています。
ダイヤモンドの売却では、購入時についていた「鑑定書」も大切だと言われますが、宝石査定のプロが不在のお店では専門的な目利きができないため、鑑定書なしの査定は致命的です。鑑定書で品質確認ができないと、店は、できる限りリスクのない金額で買い取ろうとします。「高品質の石かも知れないし、大したことがないかもしれない。よくわからないので安全を取って低い金額で買い取ろう」というわけです。
また、買い取ったダイヤモンドは自社で販売する業者もありますが、多くは、業者間取引で国内外の宝石業者などに売却されます。この際、売却力、販売力に自信がない業者は「高い値段では売れないだろうから、安く売っても利益が出るように買取価格も抑えておこう」と考えます。
また、そもそもの買取件数が少ない業者は、薄利多売で利益を出すことができません。よって、ひとつひとつの商品の利幅を上げるしかないため、この場合も「利幅を取るため安く買い取る」必要が生じます。
こうした事情から、ブランドものでもノンブランドでも、ダイヤモンドの査定や買取は、「宝石のプロが在籍し」「買取後の販売力に自信があり」「買取数実績が高い」三拍子の揃った相手を選ぶ必要があります。
※「宝石のプロ」とは、GIA.GGなど、権威ある宝石の専門機関から宝石学のプロとして認定を受けた資格保有者などを指します。
ブランドもののダイヤモンドジュエリーの買取は｢なんぼや｣にお任せください。当店には宝石に詳しいプロフェッショナルが在籍し、お客様にご満足いただける買取価格の提示に努めています。駅から近い便利な全国144店舗の一覧はこちら
もっとも高く売れるタイミングは？
業者選びのほかに、ブランドもののダイヤモンドジュエリーを高く売るには、「売るタイミング」も重要となります。
国際価格のダイヤモンドは、日本国内の取引では「円安ドル高相場」で売るほうが価格は高くなります。
また、ブランドジュエリーはブームや話題性がある時期は特に買取価格上がります。たとえば、DAIGOさんと北川景子さんの結婚会見ではハリー・ウィンストンの2カラットの婚約指輪が披露され、注目を集めました。こうしたイベントでの話題性、人気の高まりも、高額買取の大きな要因となります。
売り時という点では、「円安相場×話題になっている」タイミングが、もっとも理想的と言えるでしょう。
さらに高く売るためのポイントとして、ダイヤモンドを査定に出す際、自分でできるメンテナンスでダイヤモンドのコンディションを整えてあげることも有効です。
ダイヤモンドは脂に親しみやすい性質を持つことから、皮脂によるホコリもつきやすく、ケアをせずに使い続けると輝きに曇りが生じます。使った後でお手入れをしていないダイヤモンドは、柔らかい布で表面を拭くだけで輝きが戻ります。それだけでは落ちない汚れは、お湯で溶かした中性洗剤を歯ブラシにつけて軽く磨くと輝きが戻ります。
見た目に輝きに欠けると思ったら、無理をしない範囲で、お手入れをしてみてください。
最後に、ブランドもののダイヤモンドジュエリーも、鑑定書や保証書、保存箱など、購入時に付属していたものはできる限り揃えたほうが査定には好印象で、高価買取されやすくなります。
高価買取されやすい業者を選び、タイミングを選び、コンディションを整えて査定する。
それが、ブランドのダイヤモンドジュエリーを高く売るための正攻法と言えます。
