モルガナイト/Morganite
ベリルの中で主にピンク色の発色をするものであるモルガナイトは、ローズベリルやピンクベリルなど と呼ばれ、個別の石の名称はありませんでした。そこで銀行家であるJ.P.モルガン氏の名前から取って、モルガナイトと命名されました。
その経緯や石の特徴・鉱石としてのスペックなど、モルガナイトに関する詳細な説明をしています。また、石言葉やパワーストーンとしての意味などにも触れています。
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モルガナイト宝石の属性
名前 | モルガナイト/ローズベリル/ボロビエバイト |
英語名 | Morganite/Rose beryl/Vorobyevite |
和名 | 緑柱石/モルガン石 |
色 | 薄ピンク、薄オレンジ、赤紫 |
グループ(種・変種) | ベリル、エメラルド、アクアマリン、ゴシェナイト、ヘリオドール(ゴールデンベリル/)、レッドベリル(ビクスバイト)、ペツォッタイト |
硬さ(モース硬度) | 7.5-8.0 |
光沢 | ガラス光沢 |
化学成分 | Be3Al2Si6O18 |
結晶系 | 六方晶系 |
モルガナイト宝石言葉・意味
- 宝石言葉
- 謙虚、自立、愛情の本質 、洞察力の向上、清純・優美
- 意味
- 相手の気持ちを察して、思いやる心
愛を引き寄せて維持する
モルガナイト産地・産出国
- アメリカ:バックフィールド/Buckfield、カリフォルニア/California ※1
- モザンビーク:全域
- マダガスカル:全域 ※2
- ナミビア:全域
- ブラジル:ミナスジェライス/Minas Gerais ※3
- アフガニスタン:全域
モルガナイト特徴・特性
モルガナイト命名の話
ピンクベリルやローズベリルなどと呼ばれていた宝石が、モルガナイトという名称になったのは、宝石の重要なコレクターであった銀行家のジョン・ピアモント・モルガン (John Pierpont Morgan)氏にちなんでのものです。
1910年にマダガスカルでモルガナイトが発見されますと、その年の12月にニューヨーク科学アカデミー会合にて、宝石学の権威でモルガン氏の友人でもあったジョージ・フレデリック・クンツ(George Frederick Kunz) 博士が、モルガン氏の名誉をたたえるためにこの名称を提案したのです。
モルガナイトはベリルの一種
モルガナイトはベリル(和名:緑柱石 りょくちゅうせき)の中で、ピンク色をしたものを指します。
ピンク色はマンガン(Mn)を含むために発色したものです。
同じピンク色をしているベリルにペツォッタイト(ラズベリル)がありますが、これはセシウムを多く含む石で、ベリルの変種とみなされています。
見分け方としてモルガナイトは透明ですが、ペツォッタイトはインクルージョン(内包物)が多く、濁りを感じる石になります。
また、結晶系も異なり三方晶系です。
化学成分からみた見地では、ベリリウムを主成分とするケイ酸塩鉱物に分類されます。
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モルガナイト価値
モルガナイトは透明度が高くキレイなピンク色の石が最良とされます。
そのことから加熱処理でエンハンスメント(宝石に人工的な手を加えることで改良すること)された、ピンク色を強調したものが多く流通しています。
そのため処理のされていないオレンジ系の石を好む収集家も存在します。
また、その透明性やかなり大きな石も産出されることから、さまざまなカットを施される石でもあり、そこが魅力のひとつとなっています。
世界一大きなモルガナイト
現存する最大の標本である「Rose of Maine」=「メーン州の薔薇」と呼ばれているモルガナイトは、1989年10月7日にアメリカのメーン州・バックフィールドにあるベネットでの採石で発見されました。
色合いはややオレンジがかっており、その重さは50ポンド(約23kg)以上、大きさは約23×30cmにも達しています。
アクアマリンに変身するモルガナイト
はかない色合いの美しい宝石ですが、産出するほとんどの石はインクルージョン(内包物)を多く含み、宝石品質に達しません。
そのため宝石としての美しさを保つモルガナイトは希少石に含まれるのですが、知名度が低いために加熱処理をして水色に変色させた、人気のある同じベリルの“アクアマリン”と称して流通するものも多く存在します。
モルガナイトパワーストーンとして
幸せな結婚、精神的安定、自由の象徴、
モルガナイトは愛情をサポートする石として、効果を発揮すると言われています。
お互いを尊重しながら愛情を育てること、無条件の愛で傷ついた心を癒すなど、愛情の本質に関わる気付きを与えてくれる石でもあります。
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