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グリーンガーネット(ツァボライト)の特徴や価値、歴史

グリーンガーネット(ツァボライト)の特徴や価値、歴史

グリーンガーネットは、比較的新しい宝石です。ティファニー社のプロモーションの一環でツァボライトという商品名が付けられ、知名度を上げました。

ほとんどのカラージュエリーが何らかの処理をしてから流通するのに対し、この石はナチュラルでも十分に美しい緑色の発色と、強い輝きを見せてくれる数少ない石の一つです。

エメラルドと比較されることもありますが、この石はインクルージョンも少ないことが多く、透明度はもちろん屈折率も高いため、輝きの点でも引けを取りません。

今回は、グリーンガーネットの名称の由来や価値、特徴、石にまつわる言葉の意味などをくわしくご紹介します。

宝石の属性

名前 グリーンガーネット/ツァボライト/サヴォライト/ツァヴォライト/グリーン・グロッシュラーガーネット
英語名 Green
和名 灰礬柘榴石(かいばんざくろいし)
黄緑、緑、深緑
グループ(種・変種) ガーネット、アルマンディンガーネット(アルマディンガーネット/アルマンダイト)、パイロープガーネット、スペッサタイトガーネット(スペサルタイトガーネット/スペサルティンガーネット/スペッサルト)、グロッシュラーライトガーネット(グロッシュラライトガーネット)、アンドラダイト、ウバロバイト、デマントイドガーネット、ロードライトガーネット、ヘソナイトガーネット
硬さ(モース硬度) 7.25-7.5
光沢 ガラス光沢
化学成分 Ca3Al2(SiO4)3
結晶系 等軸晶系
誕生石 1月(ガーネット全体)

宝石言葉・意味

宝石言葉
不変の愛、忍耐力、知恵、寛容、導き
意味
内面的に成熟し、実りのある人生を歩むための素養

産出国・産地

  • ケニア:ツァボ/Tsavo
  • タンザニア:メレラニ/Merelani
  • マダガスカル:トリアラ(トリアリィ)/Toliara(Toliary)
  • メキシコ:全域
  • ジンバブエ:全域
  • インド:全域
  • ブラジル:全域
  • スリランカ:全域
  • カナダ:全域
  • 南アフリカ共和国:全域
  • クイーンモードランド(ドローニングモードランド):全域
  • パキスタン:全域

特徴・特性

特徴・特性

グリーンガーネットは、ケイ酸塩鉱物で、カルシウムが含まれるウグランダイト(Ugrandite)グループに属する石です。

ウグランダイトグループのグロッシュラー(grossular/灰礬柘榴石)の中で、バナジウムとクロムを要因に、緑色に発色する宝石質(※1)のものをグリーンガーネットと言います。

ガーネットの中には、グリーンガーネットのほかにも緑色に発色するものがあり、以前はそれらを含めてグリーンガーネットと呼んでいましたが、現在は上記の記述を要因とするガーネットのみがグリーンガーネットと呼ばれています。

宝石名の由来

グリーンガーネットは、緑色をしていることから名付けられました。もう一つの呼び名であるツァボライトは、1973年、以前よりこの石に興味を持っていた当時のティファニー&カンパニー社の社長であるヘンリー・B・プラット氏が、商品名として命名しました。由来は産地のひとつであるツァボ国立公園です。

その後、同社がキャンペーンを打ち出したところ人気の石となり、この名称が定着しました。鑑別書に記載される宝石名はグリーン・グロッシュラーガーネットですが、ツァボライト名のほうが普及したため、別名として記載されることも多くなりました。

グリーンガーネット(ツァボライト)の処理について

ほとんどの宝石は、何らかのトリートメント(※2)が施されて流通に乗ります。グリーンガーネットは人工的な処理を加えなくても美しい発色をするため、一般的に処理を加えずに流通します。

そのため、ナチュラルストーン愛好家や天然宝石収集家にも人気です。

グリーンガーネット(ツァボライト)のお手入れ方法

通常のお手入れでは、使用する都度、柔らかい布で表面をやさしく拭いて、ホコリや皮脂などをそのままにしないようにします。

それでも落としきれない汚れや、皮脂の油膜等で輝きが鈍くなったと感じ時は洗うことがおすすめです。水かぬるま湯にキッチン用の中性洗剤を薄めたものを用意し、その中で柔らかいブラシ等を使ってやさしくこすり洗いすると良いでしょう。

洗ったあとはしっかりとすすいで洗剤を落とし、柔らかいタオル等で水分を拭き取って、しっかり乾燥させてから保管しましょう。

なお、保管時は硬度の高い宝石類などと接触させないようにしてください。接触は、キズや欠け割れの原因になります。

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1月の誕生石グリーンガーネット(ツァボライト)

1月の誕生石と言えば、赤色のガーネットが有名です。しかし、「ガーネット」とは、さまざまな種類のガーネットを総称する言葉であり、純粋にガーネットという名前の石は存在しません。同じガーネットでも、種類ごとに成分や屈折率、硬度なども異なります。

1月生まれの方は、赤色に限らず、オレンジ、黄色、緑など色彩豊かなガーネットすべてが誕生石ということです。

ガーネットは大きく、アルミニウム系(パイラルスパイト)とカルシウム系(ウグランダイト)の2種類に分けることができます。そこからさらに細かく6種類に分類可能です。グリーンガーネットは、その中でも色相や性質の幅が広い「グロッシュラーライトガーネット」に属し、高い評価を得ています。

1月の誕生石の石言葉は、貞操・真実・友愛・忠実の4つです。貞操(ていそう)とは、結婚した女性が夫に一途を貫き通すという意味を持ちます。中性ヨーロッパでは、戦いの前に兵士たちがそれぞれの妻にガーネットをプレゼントし、一途な愛を誓い合ったという逸話も残っています。
ほかの石言葉を見ても、一途な愛情や変わらない友情を連想させるものばかりです。友人や恋人に1月生まれの方がいれば、プレゼントにガーネットを贈ってみるのもいいでしょう。

グリーンガーネット(ツァボライト)の価値を決める要素

グリーンガーネットの価値基準は、色(カラー)、透明度(クラリティ)、重さ(カラット)、研磨(カット)を総合的に見ますが、中でもカラーが重要です。

評価の高い色は、暗すぎず明るすぎない濃い緑色です。イメージとしては、最高品質のエメラルドに似た色合いになります。

透明度に関しては、インクルージョンの少ない石ということもあり、目立つ場合にはマイナスが大きくなる傾向にあります。

ただし、通常の宝石は、インクルージョンの有る無しが研磨した時のブリリアンス(輝き)に顕著に表れるのですが、屈折率が1.74と高いこともあり、多少のインクルージョンならばブリリアンスの良さが勝るというメリットもあります。

なお、重さに関しては、産出される石のほとんどが研磨後で1ct(カラット)未満になるため、1ct以上あると大粒と呼ばれ、1ct増すごとに評価も大きく変わります。

グリーンガーネット(ツァボライト)の歴史

グリーンガーネット(ツァボライト)の発見と鉱山所有

日本ではあまり知られていませんが、グリーンガーネットは1961年、有名な地質学者キャンベルブリッジ(Campbell Bridges)が、まだイギリスの原子力公社(UKAEA)で働いていた時にジンバブエで発見したのが初めです。

この時の発見は、小さな明るい緑色の結晶を含んだ露頭(ろとう:鉱脈の一部が表面に露出している場所)でした。

その後、1967年にタンザニア北部で2回目の発見をしたのですが、鉱山の権利をタンザニア政府は認めることなく、国有化されてしまいます。

しかし、諦めることなくタンザニアと地続きのケニアに移住し地質調査を続けた結果、1970年の終わりにケニアの南東部にあるツァボ東国立公園にまたがる丘陵地で、新たなグリーンガーネットを発見したのです。

今度は無事に採掘の許可を得ることに成功。この土地からは最高品質のグリーンガーネットが産出されるようになりました。

しかし、この時はまだ、採石関係者以外にはほとんど知られていない宝石でした。

ティファニー&カンパニー社のプロモーション

1973年の終わり頃、当初から強い関心を寄せていたティファニー&カンパニー社の社長が、「この宝石に名前を付けるべき時が来た」と言い、ツァボライトと名付けます。そして、翌年の9月と10月に社を挙げてプロモーションを行いました。

このキャンペーンは成功し、ツァボライトの美しさを世界が知ることになったのです。

グリーンガーネット(ツァボライト)の現在

ティファニー&カンパニー社のプロモーションにより、需要が高まったグリーンガーネット。多い時期には産出国の50カ所以上で採石が行われていましたが、現在経営が成り立っているのは数少ない小さな鉱山だけです。

その理由には、採石にかかる費用と販売価格が見合っていないという指摘があります。消費者から見れば決して安価すぎるわけではないのですが、地質学的知識が必要で採石が難しいにもかかわらず、エメラルドなどに比べてまだまだ価格帯がリーズナブルなのです。

今後は、グリーンガーネットの美しさに見合った価値に移行していくことも考えられます。動向を見守りたい宝石の一つです。

グリーンガーネット(ツァボライト)の値段や買取価値は?

グリーンガーネットを買いたい時、もしくは売りたい時に気になるのが金額の相場です。ここでは、販売価格や買取価格の目安について確かめていきます。

グリーンガーネット(ツァボライト)の販売価格

グリーンガーネットのジュエリーは、石の品質や地金、デザインなど、さまざまな要素で値段が決まります。小粒のグリーンガーネットをあしらったシルバーリングが1万円以下で買えることもあれば、約2.0ctのグリーンガーネットを使ったゴールドリングが40万円程度で買えることもあります。

ルースの場合はジュエリーほどの値段はつかず、安価で入手できる場合があります。そこまでのクオリティーを求めないのであれば、1万円以下で購入できることも。もちろん、最高品質のルースになると高額で取引され、100万円を超える価格になることもあります。

グリーンガーネット(ツァボライト)の買取価格

グリーンガーネットの買取価格はさまざまです。査定の際は、石の価値だけではなく、そのほかの要素も反映されます。金やプラチナ、銀などを使ったジュエリーの場合、素材の貴金属の価値も買取額に反映されることが基本です。ブランドジュエリーの場合、人気の高いブランドのアイテムであれば付加価値が加わることも。鑑別書や専用ケースなどの附属品の有無も、査定金額に影響することがあります。

たとえば、およそ2.0ctのグリーンガーネットと1.0ctのダイヤモンドを散りばめたリングが6万円ほどで買取されることがあります。0.2ct程度のグリーンガーネットを使った小さなリングに1万円程度の査定金額がつくケースも見られます。

また、同じアイテムであっても、査定する買取店によって金額が変わることが一般的です。ある店では数万円だったものが、ほかの店ではより高く売れることも珍しくありません。グリーンガーネットを売る時は、いくつかの店を回ってみることが大切です。

グリーンガーネット(ツァボライト)とペリドット、エメラルドなどの違いは?

グリーンガーネットは別の宝石と間違えられるケースが多々あります。よく似た宝石との違いについて、簡単に解説します。

ペリドット

グリーンガーネット同様、美しいグリーンが特徴のペリドット。ただし、比較をしてみるとグリーンガーネットに比べて黄色味が強いため、見た目でもある程度判断がつきます。

エメラルド

エメラルドもグリーンガーネットに近い見た目をした宝石の一つです。いずれも鮮やかなグリーンの華やかさが特徴。ただし、グリーンガーネットに比べると深い緑色をしており、こちらも見た目での判断が可能です。

デマントイドガーネット

グリーンガーネットにかなり近い見た目をしている宝石が、デマントイドガーネットです。いずれもガーネットであり、緑色系のウグランダイト系列に属しています。しかし、ガーネットはそこから以下の3種類に分けられます。

  • ウバローバイト(Uvarovite)
  • グロッシュラー(Grossular)
  • アンドラダイト(Andradite)

デマントイドガーネットは、この中のアンドラダイトに分類されます。一方、グリーンガーネットが属しているのはグロッシュラーです。こうした区別があることを、まずは覚えておきましょう。
加えて、デマントイドガーネットにはホーステイルと呼ばれる独自のインクルージョンがあります。見た目で判断をしたい場合は、この点に着目してみましょう。

まとめ

グリーンガーネット(ツァボライト)は美しい緑色を楽しめる宝石です。石の色や輝きが好きな方、1月生まれの方などに特におすすめの宝石と言えます。宝石の持つ意味や歴史などを知ることで、より深く楽しむことができるでしょう。すでにお持ちのグリーンガーネットの価値を知りたい場合は、ぜひ買取専門店で査定してみることがおすすめです。

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