ダイヤモンド買取の流れや3つの売却方法、査定方法とは
ダイヤモンド売却で後悔しないためには、事前によく考えてから買取店へ査定に持ち込むのが大切です。
今回は、ダイヤモンドを売る前のシンキング方法や、3つの売却方法とそのメリットとデメリット、鑑定書のない場合のダイヤモンド買取査定の流れ、ダイヤモンドの査定方法などをご紹介します。
ダイヤモンドを売却する前の確認事項
ダイヤモンドを売却する前に、まずは売りたい理由をよく考えましょう。ダイヤモンドは高価な品です。思い出の品の場合もあるでしょう。よく考えずに売却してしまった後に、後悔することがあってはなりません。
少しでも迷いのある場合には、少し考える時間を取るのがおすすめです。
以下の手順を参考に、考えを整理してみてはいかがでしょうか。
売りたい理由を考える
- とにかくお金が必要
- 旅行や趣味のものを購入する資金にしたい
- デザインが古くなったので換金したい
- リフォーム資金にしたい …など
シンキングタイム
- 同じものが欲しくなる可能性はないか
- 売ることによるデメリットはないか
- 資金はいくら必要か
- 他の資金調達方法はないか …など
結論
「売りたい理由」と「シンキングタイム」で考え・整理したことを総合して結論を出しましょう。
売ると決めた場合には、必要な金額をイメージし、その金額以下になっても売るのか、やめるのかなどを考えた上で、売却方法を選びましょう。
ダイヤモンドを売る3つの方法とは?
ダイヤモンドの売却を考えたときに、個人でも比較的簡単にできる方法が「買取業者に売却」「委託販売」「ネットオークション」の3つによる方法です。
しかし、それぞれにメリット・デメリットがあるのが実情です。
目先の売却金額だけでなく、リスクの少ない方法を選ぶことが大切です。
買取業者に売却
すぐに売却したいときには、一番オススメの方法です。
来店査定をした場合には、通常、目の前で査定が行われ、買取金額もその場で告げられますので、金額が見合えばすぐにお金に換えることができるからです。
また、来店するのが難しいときには、宅配査定、品物が多いときには出張査定、おおよその査定額を知りたいときにはLINE査定など、いろいろな査定方法があるのも魅力的です。
デメリットといえば、他の売却方法よりも入手できる金額が低くなる可能性があることです。
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委託販売で売却
仲介専門の業者に、販売を委託する方法ですので、品物を預けてしまえばあとは売れるのを待つだけです。
希望の金額を伝えることもできますし、お任せにすることも可能です(業者による)。
仲介手数料は掛かりますが、最終的に手元に入る金額は、買取業者に売却するよりは高額になることが多いのがメリットです。
ただし、すぐに買い手が見つかるとは限らず、お金になるまでに時間がかかることもあります。
また、業者に販売金額をお任せした場合、買取業者の査定より低く売買が成立してしまう場合もあるので注意が必要です。
また、万が一預けていた期間に汚損があったり、紛失があったり場合等に、十分な補償が受けられない場合もありますので、その点も預ける前に確認が必要です。
ネットオークションで売却
個人で自由に金額や販売期間、購入者の支払い方法などを設定できます。また、オークションによっては、出品手数料や落札手数料のかかるところもありますが、3つの中では一番少ない手数料で済むことがメリットです。
デメリットとしては、商品の画像撮影&アップロード、商品詳細のコメント入力などの出品作業、商品発送等の売買に関わる全ての作業を、自分で行わなければならない点と、万が一クレームが発生したときにも、自分で処理しなければならない点が挙げられます。
買取業者によるダイヤモンド査定の流れ
入手したい金額などが明確な場合、すぐに査定金額の分かる買取業者に査定を依頼してみるのもひとつの手です。
査定額が思ったより良かった場合、そのまま買取手続きに進むこともできますし、やはり他の方法にしたいと思った場合にも、買取査定が無料の業者で査定を頼めば、損をすることがありません。
ここでは、買取業者では、どのような流れでダイヤモンドの査定をするのか、一例をご紹介します。
査定の流れ(鑑定書のない場合)
- ダイヤモンドを洗浄し、正確な査定ができるようにする
- ルーペや専用ライトを使用し、外から見える範囲(刻印や輝き等)を確認
- 専用の機器でカラット(重さ)や大きさ(直径・深さ等)を測定
- マスターストーン(基準となる石)を元にカラーを調べる
- マクロスコープで内包物(インクルージョン)や鑑定書の仕上げ項目欄にある対称性(シンメトリー)、研磨状態(ポリッシュ)等を確認
- マイナス査定要因の蛍光性があるかどうかを、紫外線にあてて調べる
- 最後にもう一度外観をルーペで確認
以上のような工程を経て、ダイヤモンドの評価を行い、その日のダイヤモンド相場を元に査定額を算出します。
鑑定書がある場合には、鑑定書に基づき、10倍ルーペやライトなどで目視、紫外線による蛍光性の確認など、簡易な査定で査定額を出せる場合もあります。
ダイヤモンドの査定方法や査定基準
ダイヤモンドを買取店へ査定に出すと、さまざまな方法で価値を調べられたうえで買取価格が決定します。
ここからは、ダイヤモンドの査定方法や査定基準についてさらに詳しくご紹介します。
4C評価の見極め
ダイヤモンドの代表的なカッティングに「ラウンドブリリアントカット」があります。このタイプのダイヤモンドは、4Cと呼ばれる基準によって価値が見極められます。4Cは「カラット・カラー・クラリティ・カット」の4要素の頭文字をとってつけられた名称です。
以下にそれぞれの内容をご紹介します。
カラット
カラットはダイヤモンドの重さを表します。基本的に、カラットの数値が大きいほど査定金額が上がります。1カラット以上になると、希少価値が高まり、買取価格もアップしやすいのが魅力です。カラットは電子天秤のように機械を使って測ることもあれば、ダイヤの直径や深さを計算式にあてはめて重さを算出する方法がとられることもあります。
カラー
ダイヤモンドのカラーは無色透明に近いほど価値が上がります。グレードの低いダイヤモンドは薄く黄色がかっていることがあり、買取価格が下がってしまうことがあります。
カラーを見るときは、専用のライトを当てて色味を調べます。色の度合いに応じ、ランクがつけられていきます。
クラリティ
クラリティとは透明度のことです。ダイヤモンドの中にインクルージョンと呼ばれる内包物が混ざっておらず、外側にも傷がないほど、クラリティが高くなります。
クラリティは10倍ルーペや特殊顕微鏡などで調べられます。小粒のダイヤモンドでもクラリティをしっかりと調べたうえで査定金額が決まります。
カット
カットの項目では、ダイヤモンドのプロポーションやポリッシュ、シンメトリーの3要素を見て価値を判断します。プロポーションは全体のバランス、ポリッシュは研磨の状態、シンメトリーは対称性です。自動測定器や目視など、さまざまな方法でカットの状態が見極められます。
ファンシーカットやファンシーカラーダイヤモンドの査定方法
4C評価は、ラウンドブリリアントカットのダイヤにのみ適応されます。オーバルカットやハートシェイプカットなどのファンシーカットダイヤモンドは、また違った基準が設けられています。
もうひとつ、4C評価による査定方法が当てはまらないのはイエローやピンク、ブルーなどのファンシーカラーダイヤモンドです。天然のカラーダイヤは希少であり、かなり高価な買取価格がつくこともあります。こちらも4Cではなく、別の基準で査定が行われます。
どちらの場合も、カットの形や石の色味、重さなど、さまざまな要素を元に価値が決まります。ただし、ダイヤモンドに精通した方以外が正確に評価するのは難しいでしょう。
おわりに
個人で行えるダイヤモンド売却方法の中でも、一番安心できるのが信頼できる買取業者への売却です。
希望により対面にての査定もできますので、わからないことがあれば納得のいくまで質問できますし、査定無料のところ数社に査定を申し込み、一番よい値の付いたところで売却することも可能です。
また、他所の査定額を提示するなどして、価格交渉することも可能です。
査定方法は店によってさまざまですが、ダイヤモンドの知識が豊富なスタッフがいる店なら安心して任せて良いでしょう。査定に持ち込む前にホームページを確認し、宝石査定についてどういった実績があるか確認しておくのもおすすめです。
査定の経験が一度もない場合には、少し心配になることもあると思いますが、今は、査定スペースが明るく清潔なイメージのところや、個室で人目を気にすることなく査定ができるところなども増えていますので、一度相談してみることをおすすめします。
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