エタニティリングのダイヤが取れる!?リングの強度と留め方
婚約指輪や結婚指輪に人気のエタニティリング。ダイヤモンドをふんだんに使ったフルエタニティやハーフエタニティなどのタイプがあり、ダイヤの輝きをいつでも楽しめるのが魅力のリングになっています。
そんなエタニティリングですが、ネットでは「ダイヤが取れてしまった」などの意見もあります。
エタニティリングの特徴
エタニティリングはリングのライン状に沿って一列にメレダイヤモンドを埋め込んだリングのことを指します。
ダイヤモンドを円周で敷き詰めたデザインは「永遠の愛の証」として現在も人気のリングになっています。
もともとは夫婦の結婚記念日やお子さんが生まれたときなどの特別な日に旦那さんから奥さんへプレゼントされるリングでしたが、最近は婚約指輪や結婚指輪としても愛用する方が増えています。
エタニティリングは円周全部にダイヤモンドが敷き詰められた「フルエタニティ」と半周分だけにダイヤモンドが埋め込まれた「ハーフエタニティ」の2タイプがあります。
フルエタニティリング
エタニティリングの本来の形であるフルエタニティ。ゴージャスでラグジュアリーな印象を与え、いつでもダイヤの輝きを楽しむことができる魅力があります。
リングが回ってしまっても気になることがなく、手のひらを広げても常に手元を華やかに見せることができます。
しかし、その反面、デザインの特性上、サイズ直しができなかったり、なにかを握ったときにダイヤが当たるなどのデメリットもあります。
ハーフエタニティリング
半周にダイヤモンドを留めたリングのことを指し、通常のダイヤリングにも似ている印象があります。
ハーフエタニティはフルエタニティにこそ輝きは劣るものの、手の甲側から見た印象はフルエタニティと変わらず、またダイヤの数が少ない分、比較的お手頃な価格で手に入れることができる利点があります。
フルエタニティに比べて、サイズ直しもしやすく、ダイヤモンドに傷がつきにくいメリットもあり、近年人気のタイプになっています。
エタニティリングの留め方
エタニティリングのダイヤモンドの留め方はさまざまなタイプがあります。留め方によって全体の印象だけでなく、ダイヤの強度にも関わってくるため、ダイヤの留め方についても知っておくことが肝要です。
爪留め
地金で爪のような形状を作り、その爪でダイヤモンドを留める手法になります。「共有爪留め」「4本爪留め」などがありティファニーの結婚指輪に使われるティファニーセッティングは6本爪留めになります。
ダイヤの周りの地金をできる限り排除しているので、ダイヤモンドの存在感がより引き立つ留め方になります。ただし、その分、ダイヤモンドの引っ掛かりが起こりやすいので、普段使いの指輪には4本爪留めや6本爪留めなどより丈夫な留め方のリングがオススメです。
レール留め
ダイヤモンドを両サイドから地金をレール状に挟み込むように留める手法になります。
ダイヤモンドが露出しないデメリットがありますが、引っ掛かることもなく、使いやすい印象があります。日常使いにも適している留め方です。
彫り留め
ダイヤモンドの周りの地金を彫り起こして、その爪を利用してダイヤモンドを留めていく留め方です。職人による手作業で作業をしていくため高度な技術が必要になりますが、他の留め方に比べて外れにくいといわれています。
覆輪留め
ダイヤモンドを1つずつ地金で留める手法が覆輪留めになります。直線ではなく、丸みが連なる形になりますが、引っ掛かりも起きにくく、強度も強い留め方になります。
エタニティリングのダイヤが取れる!?
ネットやSNSを見てみると、「フルエタニティリングのダイヤが取れた」「石が外れる」などの口コミがちらほらあります。
実際にダイヤ自体は強度が高いものの、地金部分から石が外れてしまうことはけっこうあるようです。
特にフルエタニティリングは地金部分が少ないことから、指輪に硬いものがぶつかったり、引っ掛かったりすると、ダイヤが取れてしまったり、リング自体が歪んでしまうことがあります。
そのために、フルエタニティよりも地金が多いハーフエタニティを選ぶのも1つの手といえます。また、上記の留め方でも説明した通り、フルエタニティにするのであれば、共有爪ではなく、6本爪留めや彫り留めなど留め方にしっかり目を配ることが肝要です。
ダイヤの露出が気にならなければ、レール留めを選ぶことで引っ掛かりもしにくくなるでしょう。
まとめ:エタニティリングは中古市場でも需要が高い
今回はエタニティリングについてご紹介していきました。フルエタニティリングは意外にもダイヤが取れてしまったり、石が外れるということが多々あるようです。特に結婚指輪などで購入する方は日常的につけっぱなしであることも多いので、ダイヤが露出しているフルエタニティは物にぶつけたり、引っ掛かりやすい面もあります。エタニティリングを購入する際は今回紹介した留め方に注意し、販売員の方などにしっかり相談して強度の高いものを選ぶことをオススメします。
エタニティリングは年齢を問わず人気が高く、中古市場でも需要が高いリングになります。
不要のエタニティリングをお持ちの方は買取に出すことで高値で売ることも期待できます。
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