エメラルドは効果抜群?身に着けることのスピリチュアル的な意味
ベリル(緑柱石)の一種であるエメラルドはその鮮やかな緑色から、見ているものを癒してくれる神秘的な力があります。
ヒーリングの力から恋愛成就まで様々な力をもっているといわれるエメラルドの効果について今回はご紹介していきます。
エメラルドの意味と歴史
エメラルドはサンスクリット語で「緑色の石」を意味する「スマラカタ」。ギリシャ語では「スマラグドス(smaragdos)」と呼ばれており、それが語源になっているといわれています。
古代では、美しい緑色の石はすべてエメラルドと呼ばれており、「グリーンガーネット」や「モルダバイト」などのほかの緑色の鉱石もまとめてエメラルドと呼ばれていました。
エメラルドは今から3000年〜4000年前と歴史が深く、最も古い文書「古代エジプトのパピルス」にもエメラルドの記載があり、「繁殖と生命のシンボル」として扱われていました。
クレオパトラとエメラルド
絶世の美女としても有名な古代エジプトの女王クレオパトラは緑色のエメラルドを特に愛用し、宮殿にはエメラルドが敷き詰められ、粉末にしたエメラルドをアイシャドウにして化粧にまで使っていました。
クレオパトラのエメラルド愛は徹底しており、自信の名前をつけた専用のエメラルド鉱山「クレオパトラ鉱山」を所有していたほどです。
古代ローマとエメラルド
エジプトからローマに流通したエメラルドはローマやギリシャで「ヴィーナスに捧げる宝石」として崇拝されており、アレキサンダー大王は守護石として戦いの時は必ず身につけていたともいわれています。
また、ローマ皇帝ネロはエメラルドのメガネで剣闘士の戦いを観戦したという記述もあり、いかにエメラルドが人々の身近にあったものかが伺えます。
エメラルドの効果
エメラルドは5月の誕生石として知られ、石言葉には「幸運/幸福/夫婦の愛/安定」の意味が込められています。
エメラルドは「愛の石」とも呼ばれ、ルビーのような自らの情熱というよりは、愛を育み長続きさせるための知性、忍耐力、優しさを表現しており、結婚のお守りとしても古くから使われています。夫婦の愛や安定という意味もここからきているのでしょう。
自分自身の心身のバランスや感情を安定させ、相手に献身的な愛を注ぐ優しさをもたらしてくれます。
自分だけでなく、相手にも癒しを与えてくれるエメラルドは「調和と慈愛」に満ち溢れ、穏やかで平和な関係が期待できます。
ヒーリングとしての効果も抜群
エメラルドは古代から「治療・治癒の石」として扱われ、医療のシンボルでもある「ヘルメスの石」としても位置付けられていました。鮮やかな緑色の石は見る者を癒し、疲れ目や視力回復など目の病気に効果があるといわれています。
また、視覚から脳を癒し、記憶力の改善や口に含むことで赤痢の治療やてんかんの発作防止にも使われてきました。
現代の科学的な医療では、口に含むことなどの効果は証明されていませんが、エメラルドを身につけることにより、視覚や脳を癒してくれるヒーリング効果は多いに期待できるでしょう。
魔除けとしての効果
エメラルドは古代より魔除けとしても使われていました。
「魔女はエメラルドのあるところには近づかない」ともいわれ、魔を払うための石として重宝されていたようです。
その背景には、古代インカ族が500年もの間、宗教儀式でエメラルドを活用していた歴史があり、エメラルドが隠された真実を暴き、悪意を持って近づいてきた人を色で変えることで教えてくれると信じられていました。
現代でもエメラルドの魔除けとしての効果は伝えられており、夫婦間の浮気などを事前に教えてくれたり、性的暴力を免れるためのお守りとしても知られています。
エメラルドの効果を上げる方法
エメラルドは風水で木の気を指し、月は水の気となり、相性がとても良いとされています。
そのため、お持ちのエメラルドは満月の日などに月光浴をさせるとよいでしょう。
夜の光に照らされる緑の石は神秘的な輝きをもたらし、私たちを癒してくれます。
また、エメラルドと相性の良い宝石としてオススメなのが、ルビーです。
自らの手で道を切り開く躍進力のあるルビーは安定力のあるエメラルドと相性がよく、パワーと自制心のバランスを与えてくれます。
まとめ:エメラルドはプレゼントとしてもオススメ
今回はエメラルドの歴史や効果をスピリチュアル的な観点からご紹介しました。
エメラルドは身につける人に幸運や安定、また魔除けとしての力を発揮してくれます。
ランクにもよりますが、ルビーなどと比べて比較的お手頃な価格なので、女性のプレゼントとしてもオススメです。
もしも不要なエメラルドがあれば、ぜひ「なんぼや」にお持ちください。専門の鑑定スタッフが在籍していますので、適正な価格で査定させていただきます。