ダイヤは数十年間にわたり価値が上昇!価値ある宝石を売るときの注意点などをご紹介
ダイヤモンドは、かつてに比べると大幅に価値が上昇しました。ただし、売るタイミングなどを間違えると、取引価格は安くなる可能性があります。ダイヤを売るときは、さまざまな注意が不可欠です。そこで今回は、ダイヤモンドの価値の変遷をふまえ、実際に売るときの注意点や今後の価格動向の予測をご紹介します。
ダイヤモンドの価値の変遷
ダイヤモンドの価値は、長期的に見ると数十年間にわたり上昇傾向にあります。現在も価値が上がり続ける理由は、主に採掘量の減少です。
30年前の約2倍
最高級のダイヤについて価格相場の推移を見ると、近年の価値は約30年前の2倍以上に上昇しています。
4Cのいずれもグレードが高いダイヤの場合、30年ほど前の1990年の価格は13,900ドルでした。10年前の2013年には28,400ドルに達し、すでに2倍を超えています。さらに最近も、コロナ禍の沈静化や為替相場の影響を受け、ダイヤの価格は高騰しています。
なお、1ドル=130円で換算すると、1990年の価格は1,807,000円、2013年は3,692,000円です。以上の金額から、ダイヤモンドの価値は数十年前から高かったと理解できます。
価値上昇の理由
ダイヤの価値が上がり続けている主な理由は、世界的に採掘量が減少したためです。
かつて、南アフリカでダイヤが採掘されたとき、ダイヤモンド・ラッシュと呼ばれる現象が起こりました。採掘作業が盛んに進められたため規制が設けられ、供給バランスがコントロールされたといわれています。
以前に比べると、現在の採掘量は大幅に減少しました。一部では、世界中で採掘し尽くされたとの声も聞かれます。一方、需要は増えているため、さらなる価値の上昇につながっています。
ダイヤを売るときの注意点
ダイヤモンドを売却するときは、事前準備や売る時期に注意が必要です。価値の高いダイヤも、「タイミングを逃して売ると安い」と指摘されています。
事前準備
貴重なダイヤモンドを高く売る方法として、事前準備は重要です。
ダイヤモンドを所持している場合、日頃の手入れは怠れません。きれいな状態で保管しておくと、売却時に高値がつきやすくなります。宝飾品を身につけるとダイヤに汗や皮脂で汚れるため、布で丁寧に拭き取っておくことが大切です。
また、事前に付属品を用意することも、高評価につながる大事な要素です。とくに、鑑定書や鑑別書は宝石のグレードや科学的な測定結果を示せるため、重要性が高いと考えられます。
売る時期
ダイヤモンドは短期的に見ると需要が変わるため、売る時期も注意したい要素です。 関連記事ダイヤモンド買取で高く売りたいなら、知っておきたいポイント3つ
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2024.04.04
買取店などにダイヤを売る場合、取引市場で需要の増したタイミングが適しています。需要の有無を把握するには、市場動向の確認が不可欠です。取引市場でダイヤを買い求める動きが強まったときは、売却に適した時期と考えられます。
また、円安のときも、ダイヤを売るのが望ましい時期です。ダイヤはUSドルで取引されるケースが多く、同額のドルで売った場合、円高より円安のほうが円で得られる金額は増えます。そのため、ダイヤの売却では、ドル円相場にも目を向ける必要があります。
ダイヤモンド価格の今後
ダイヤモンド価格の今後に関する予測は、「高騰を続ける可能性が高い」や「暴落するリスクもある」などさまざまです。
価格高騰が続く理由としては、脱コロナに伴う世界経済の活性化が挙げられます。コロナ禍では世界的に経済活動が停滞し、ダイヤの需要も低迷しました。それでも現在は、徐々に需要が回復し、再び相場価格が上昇しています。
そのため、このまま経済情勢が落ち着けば、ダイヤの価格高騰が続く可能性は高いと見られています。
ただし、新たな要因で世界経済が混乱する可能性も皆無ではありません。また、為替相場も円安が続く保証はなく、今後の経済動向によってはダイヤモンドの価値暴落が起きるリスクもあると指摘されて生かす。
経済情勢の予測は難しいため、ダイヤの売却を検討中なら、価格が高騰している間に売るとよいかもしれません。
ダイヤは価格が高いうちに「なんぼや」で売却
現在、ダイヤモンドは、価格高騰が続いています。とはいえ、売る時期には注意する必要があり、取引市場で需要の多いときや円安のタイミングがおすすめです。また、いつまで価格が上昇し続けるかは定かでありません。お手元に処分予定のダイヤがある場合、ぜひ相場価格が高いうちに「なんぼや」へお売りください。