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ダイヤモンドの歴史…ブラッド・ダイヤモンド、紛争ダイヤモンドとは?

ダイヤモンドの歴史…ブラッド・ダイヤモンド、紛争ダイヤモンドとは?

キラキラと輝くダイヤモンドですが、その歴史の全てが美しいわけではありません。ブラッド・ダイヤモンドや紛争ダイヤモンド、あるいはコンフリクト・ダイヤモンドという言葉を耳にした経験がある方も多いのではないでしょうか。自分自身を美しく見せてくれるダイヤモンドが、海外の紛争に関わっているとしたら…残念に思う方も多いはずです。
ブラッド・ダイヤモンドや紛争との関連性について知り、あらためてダイヤモンドの価値を見つめ直してみましょう。

紛争の資金として使われるダイヤモンド

ダイヤモンドが多く産出されるアフリカ地域では、1980年代から90年代にかけて多くの内戦が勃発しました。これらの内戦が引き起こされた原因、また長期間にわたって続いてしまった原因の一つが、実はダイヤモンドだと言われています。

世界各国の人々を魅了するダイヤモンドは、世界の市場においても確かな価値を認められたもの。貧しい国々にとっては非常に重要な資源ですが、内戦時には「ダイヤモンドを売ってそのお金で兵器を購入する」という負の流れが生まれていました。
そのように紛争の資金源となっているダイヤモンドが「ブラッド・ダイヤモンド」と呼ばれているのです。

ブラッド・ダイヤモンドの問題で特に注目されたのは、シエラレオネという国です。政府勢力と多数の反政府勢力が激しく争ったシエラレオネの内戦では、ダイヤモンドはどちらの資金源としても利用されました。ダイヤモンド鉱山を巡って争いが激化したり、罪なき市民が強制的にダイヤモンド採掘のために働かされたりと、多数の問題が報告されています。

非政府組織(NGO)の活動により、これらの問題が明るみに出ると、ダイヤモンド業界は問題解決のために動き出します。国連や各国政府と協力し、紛争ダイヤモンドを市場で取り扱わないための取り組みを、2003年よりスタートしています。

この取り組みよって作られた制度をキンバリープロセス認証制度と言います。現在は各所の努力により、世界で流通しているダイヤモンドの99%以上が、紛争ダイヤモンドではありません。より安心してダイヤモンドを手に入れられる環境が整ってきています。

ブラッド・ダイヤモンドを買ったのは?

ブラッド・ダイヤモンドを買ったのは?

ブラッド・ダイヤモンドの問題を語る際に気になるのが、当時出荷されたダイヤモンドの行方についてです。

原石の状態で密輸されたダイヤモンドは、ヨーロッパへと運ばれ、加工された上で世界中に流通しました。

ダイヤモンドには、以下のような特徴があり、そのルートをたどることが難しいとされています。

  • 大きさが小さいため、さまざまな荷物に紛れ込ませて密輸が可能であること
  • カットや研磨によって、見た目が大きく変化すること
  • 数多くの業者の手を経て、市場に出回ること

どのような理由・条件で採掘されたダイヤモンドであるかに関わらず、職人の手で磨かれ、華やかなカットを施された石は、まぶしく輝きだすものです。

手元のダイヤモンドから、そのルートをたどったり想像したりすることは非常に難しいこと。しかしそれは、誰の手元にブラッド・ダイヤモンドがあってもおかしくはないということなのです。

また、ブラッド・ダイヤモンドの存在は2006年に公開されたサスペンス映画『ブラッド・ダイヤモンド』が話題になり、世間に認知されました。
映画に出てて来る登場人物や企業は架空ですが、当時の状況や問題は実話を忠実に再現しており、世間が紛争ダイヤモンドへ危機感を持つきっかけになったと言えます。

2002年に採択されたキンバリープロセス

2002年に採択されたキンバリープロセス

ブラッド・ダイヤモンド問題解決のため、採択された制度をキンバリープロセス認証制度と言います。これは、輸出されるすべてのダイヤモンドの原石が、紛争に関わっていないことを証明するための国際認証制度です。

キンバリープロセスが世界中に広まるとともに、ブラッド・ダイヤモンドに対する認知度もアップ。世界中の人々の問題意識も高まりました。

またダイヤモンドが密輸ではなく、正しいルートで販売されるようになったことで、その収益が現地の人々の生活を豊かにする助けとなっています。

2000年ごろには、市場に流通するダイヤモンドの4%程度が紛争ダイヤモンドだと推察されていました。現在はその割合が1%以下に激減していることを思うと、この制度が果たした役割は非常に大きいと言えるでしょう。

ただし残念ながら、このキンバリープロセスも完璧ではありません。

  • 紛争の資金源以外の問題(暴力や搾取、強制労働など)は制限できない
  • キンバリープロセスで制限できるのは、「反政府軍による紛争の資金源になる場合」のみ
  • 対象がダイヤモンド原石であるため、カット・研磨済みダイヤは流通可能
  • 違反しても罰則はない

日本でダイヤモンドを購入しようとするときには、「キンバリープロセスに認証されていれば大丈夫」という意識が働きがちですが、実際には、まだまだ根深い問題が多くあります。

一消費者の立場で問題を根本から解決するのは非常に難しいことですが、ダイヤモンドが抱える闇についてもきちんと目を向けることが、問題解決への第一歩になるのかもしれません。

まとめ

華やかでキラキラしたイメージを持つダイヤモンドですが、採掘から流通までの過程においては、さまざまな問題を抱えてきたと言えるでしょう。ブラッド・ダイヤモンドは、その象徴でもあります。

キンバリープロセスも完璧な制度ではありませんが、ダイヤモンドの流通元を知る上で、一つの手がかりになるでしょう。売買時には、ぜひ意識してみてはいかがでしょうか。

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