2025年 1月
プラチナ相場の過去推移

2025年 1月プラチナ相場の価格推移グラフ

基準指数(円)

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2025年 1月プラチナ相場の価格推移

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2025年 1月プラチナ相場の価格推移表

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2025年 1月プラチナ相場に対する考察

2025年1月期のプラチナについて。年始スタートの1月6日は42円の下落。2024年から2025年にかけて日本が年末年始休暇のあいだ、アメリカ相場は下落基調だった。一方で半導体銘柄の多いフィラデルフィア半導体指数（SOX指数）に上昇が見られるが、プラチナ価格には影響しなかったとみられる。 2024年は株式市場が上昇すればプラチナも上昇という新潮流が観測されていたが、2025年は本来の性格である「株式が下落すればプラチナも下落する」局面の方が多い。これが2025年の潮流として続いていくのか、一時的な流れなのかは注視する必要がある。 1月13日の週は半導体の落ち込みからプラチナの下落につながった。バイデン大統領が最先端の人工知能モデルとAIチップへの中国からのアクセスを制限するため、輸出規制を打ち出したことがNVIDIA社、および周辺株の下落に波及したとみられる。戻りつつある「株式の代替資産としての貴金属」だが、一定のリミットを超えて下落した場合は飲み込まれるケースは変わらない。現地時間20日にトランプ大統領が就任。注目された初日の演説や大統領令に、プラチナ価格を大きく左右する（追加）関税関連は含まれなかった。まず関税の対象となるのはNAFTA各国（カナダ・メキシコ）ではないかという読みから、プラチナは21日に17円、22日に34円の上昇。週が明けて28日（火）は22円の下落。中国のAIであるDeepseek（ディープシーク）の登場により、NVIDIAの株価が急落した。ともすれば半導体恐慌の懸念すらあったが、Deepseekが実務に向かないという見解も見られ、一時的な影響にとどまった印象だ。ただ、この点もトランプ大統領の追加関税が絡むと不透明さを増す。アメリカで半導体の全工程を生産すると考えると、確実に製造コストが増すため、景気にも良い影響とはいえないだろう。アメリカにとっては難しい判断になるだろう。