2024年
3月11日週
金相場の過去推移

2024年 3月 11日週 金相場の価格推移グラフ

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2024年 3月 11日週 金相場の価格推移

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2024年 3月 11日週 金相場の価格推移表

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2024年 3月11日週 金相場に対する考察

2024年3月11日〜3月15日週のNY金相場は、2161.5ドルと前週比で下落して週間取引を終了しました。ドル建て金価格は11日(月)まで8営業日連続上昇し過去最高値を更新しましたが、12日(火)発表の米消費者物価指数(CPI)と14日(木)発表の米生産者物価指数(PPI)が米国経済のインフレ高止まりを意識させる格好となり、利益確定の売りによって上値を抑えられる展開となりました。国内金価格はドル円が149円近辺で推移しており、14日(木)に過去最高値を更新する11,296円をつけました。 NYダウ平均株価は、週間ベースで3週続落となる38,714.77ドルで金曜日の取引を終了しました。発表されたインフレ指標が予想以上に強い結果であったことから、米株式市場は実態経済よりも買われすぎでバブルの様相を呈しているとの声が聞かれます。そのため、今後は本格的な調整相場を迎えるのではといった警戒感が市場で広がり始め、高値追いには慎重な相場地合いとなりそうです。国内でも日銀が17年ぶりに政策金利を引き上げ、マイナス金利解除によってゼロ金利政策への移行が想定されていますが、上場投資信託(ETF)の新規購入は停止する方向です。植田日銀総裁発言内容によっては、日経平均株価も大きく乱高下する場面がありそうです。 ドル円相場は、週初147円ちょうど近辺でスタートしましたが、断続的にドルが売られた前週とは逆の動きが見られました。週間では円安ドル高方向での推移となり、149円ちょうど近辺で週末の取引を終了しています。市場では夏頃の利下げ開始観測が引き続き優勢ではあるものの、FRBの利下げ時期は6月からやや後ずれを予想する展開となっています。 3月18日〜3月22日週は、市場が注目する重要イベントが続々控えます。18日(月)〜19日(火)に開催される金融政策決定会合では、日銀が2016年1月に導入したマイナス金利政策の解除を決定する見通しです。マイナス金利解除とあわせて長短金利操作(YCC)の撤廃方針が伝えられており、緩和的な金融環境は依然として維持されるのかという点が次の焦点になります。また、19日(火)〜20日(水)にはFRBが金融政策を協議する米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されます。国内金価格は11,000円超え後も堅調に推移し、過去最高値更新を継続しています。

専門家コメント・考察コメント作成

水野崇
水野崇
(CFP/1級FP技能士)

キャリア20年超の株式トレーダー。講演・講師、取材協力、テレビ出演など多方面で活躍する独立系FP。LEC専任講師(法人事業本部)。学校法人専門学校東京ビジネス・アカデミー非常勤講師。テレビ朝日『グッド!モーニング』、BSテレ東『マネーのまなび』などに出演。日本FP協会「2021年FP広報センター」スタッフ。

2024年 3月 週別 金相場の価格推移

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