金相場と米国経済の関連性とは?

金相場と米国経済の関連性とは?

国際的な金の取引は、米ドルを用いて行われています。日本国内で金の取引を行う際には、日本国内の相場を参考にして取引をしますが、その大元となるのは、やはり米国の金相場です。

金投資を考えるなら、日本の相場だけではなく、米国の相場情報もチェックし、そのトレンドをつかむことが重要だと言えるでしょう。

米国の金相場はどのような特徴を持ち、2018年どのようなトレンドにあるのでしょうか。金投資を検討するうえで、チェックしておきたい米国金相場基礎知識を紹介します。

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金相場は米国経済と深く関わる

金相場は、米国経済と密接に関わっています。これは、米ドルが世界の基軸通貨となっているためです。当然国際的な金の取引も、ドルを使って行われています。

米国経済は、ドルを使って動いていますから、ドルの価値に影響を与えることで金相場にも影響を与えます。

これまでの金相場の歴史をチェックしてみますと、アメリカ経済が好調なときには、金は売られドルが購入されます。投資家にとって、好景気のときの「金」は、それほどうまみのある投資対象ではないためです。

例えば同じ資産で「株券」を購入すれば、配当金や株主優待といったメリットを受けられるでしょう。一方で「金」を購入した場合、金が何かを生み出してくれるわけではありません。

このため好景気の流れをつかんだ投資家たちは、これまで保有してきた金を売却し、そのほかの投資対象へと目を向け始めます。この流れにより、米国における金相場は下落傾向になります。

一方でアメリカの経済が不調なときには、米ドルに対する信頼性が低下します。「資産をドルで保有していて大丈夫なのだろうか」と不安になるのはもちろんのこと、「株券などで所有していても、あまりメリットを享受できない」という状況が生まれます。ドルはもちろん、そのほかの投資対象への関心度も低くなり、資産が金へと集中し始めます。

こちらは当然、金価格の上昇トレンドとなるでしょう。

気になる現在のアメリカは?

気になる現在のアメリカは?

金相場とアメリカの景気が深く関わっている以上、ここで気になるのが、2018年のアメリカの経済状況についてです。

2018年のアメリカ経済は、非常に好調だと言われています。高い経済成長率を見込んでおり、失業率も低下しています。

米国の金相場を見てみますと、2012年~2013年ごろに金の価格は大幅に下落。
そして2018年、短期的な上下を繰り返しながら、1トロイオンス当たり約1300ドルという価格付近に落ち着いています。

今後のアメリカの景気動向は専門家によっても見方が異なっており、注意深くその傾向を観察する必要があると言われています。

金相場と米国経済 米国利上げと金相場の関連性

景気好調に伴って、今後のアメリカでは、利上げが行われると言われています。
利上げが行われれば、その分「ドル」を所有するメリットが大きくなります。

反対に、所有しているだけでは何も生み出さない「金」を所有するメリットは、小さくなるでしょう。

今後、米国で利上げが続けば、金の価格は下落するとも言われています。あえて金を購入するメリットは、決して大きくはないというわけです。

金相場と米国経済 アメリカ政府に対する信頼性から金価格上昇の可能性も……

アメリカ政府に対する信頼性から金価格上昇の可能性も

2018年は、アメリカの好調な経済状況の中で、実際に利上げが行われた年でもあります。2018年6月13日には、0.25%の利上げを実施。これに伴い、金が売られ、ドルが買われるという流れが、これまでの「一般的なスタイル」でした。

しかし実際には、金価格の下落はほとんど起きず、利上げが行われても、金の価格はそのままの状態をキープしたのです。

この裏には、トランプ政権が行う減税政策や保護主義の影響があると言われています。

既に多くの赤字を抱えているアメリカ政府が減税を行えば、より一層税収が少なくなるということ。それは「国」としての信頼性の低下を示します。経済的なリスクを考え、「安全資産」である金を求める投資家も、一定数存在するということなのでしょう。

アメリカ経済と金相場は密接に関わっている分、多くの事象が相場価格に影響を与えます。多角的な視野で、今後の流れを予測する必要があると言えるでしょう。

金相場と米国経済まとめ

米国の経済の動きと金の値動きは、これまで「逆相関の関係性にある」とされてきました。しかし近年は、このような一言でまとめてしまうことに対して、リスクをとなえる方も少なくありません。

実際にドルが上がっても金の価格は下がらず、両者が相関関係を持ち、同時に上昇していくことも十分に考えられるでしょう。

金の短期的な取引を検討している場合には、両者の動きをこまめにチェックする必要がありそうです。

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水野 崇さん
(CFP/1級FP技能士)

キャリア20年超の株式トレーダー。講師、取材協力など多方面で活躍する独立系ファイナンシャルプランナー。大学や事業法人で講師を務め「金融リテラシー講義」を毎週行う学校法人専門学校非常勤講師。

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