K10とK18の違いは?耐久性や色、買取価格の差について解説
金のアクセサリー・ジュエリーには「品位」と呼ばれる分類があります。具体的には「K10」や「K18」「K24」などの種類があり、それぞれ金の含有量が異なります。それに加え、耐久性や見た目以上の色合いにも違いがあるのです。
今回は、金製品の多くに採用されているK10とK18の違いについて、複数のポイントから比較しています。
K10とK18の違い|金の含有率
K10とK18の違いは、金の含有量です。Kとはカラット(Karat)の略称で、通常は24進法で金の純度を示します。具体的にいうと、K24は99.9%の純金であり、K18は全体の75%、K10は全体の42%が金で構成されています。なお、残りは「割り金」と呼ばれる銀・銅・パラジウムなどの金属を含んでおり、これには金属としての強度を底上げする役目があるのです
K18は金の含有量が多いため、必然的に価値も高くなります。対照的にK10は金の含有量こそ少ないですが、コストパフォーマンスが高く、K18と遜色のない高級感があります。この特性から、K10はカジュアルなアクセサリー・ジュエリーに採用されています。
K10とK18の違い|耐久性
K10とK18は明確に耐久性が異なります。前提として、金はその質量とは裏腹に耐久性が低く、柔らかい素材です。つまり、金の含有量が少ないほど、耐久性が下がります。
K10は金の含有率が41.5%、残りは「割り金」で構成されます。硬度が高く、変形もしにくい素材といえるでしょう。そのため、極細なリングや華奢なアクセサリーにはK10が適しています。
一方、K18は金と「割り金」の含有量のバランスがいい素材です。金属としての美しさと耐久性、どちらも兼ね備えているのがK18といえるでしょう。実際のところ、K18とK10の耐久性の違いはわずかであり、極端に大きな力を加えなければ普段使いできます。
K10とK18の違い|色合い
イエローゴールドの場合
K18は金の含有量が多く、明瞭で高級感のある黄金色が特徴です。対照的に、K10は金の含有量が少ないことで、クリームイエローに似た淡い色合いになります。肌になじみやすい色合いであるため、リングやネックレスなどに多用されます。
ピンクゴールドの場合
ピンクゴールドの場合、K10の色はピンク色が目立ち、K18はより淡い色調となります。ただし、金素材には「割り金」が含まれているため、ブランドやメーカーによっては色合いが若干異なります。
ホワイトゴールドの場合
ホワイトゴールドの製品はロジウムコーティングを施しているものが多く、その場合は金の含有量による色合いに違いが見られません。そもそもホワイトゴールドは、金に銀・パラジウムを加えることで独特の明るさを出した金素材です。その色味はシャンパンカラーに近く、プラチナやシルバーと比較すると落ち着いた色合いが感じられます。
K10とK18の違い|買取価格
基本的には、K18の方が高く売れる傾向にあります。金製品の買取価格は、以下4つのポイントから決まります。 関連記事【更新:2024年11月】「18金」とは?素材の特徴や相場、お手入れ方法などを徹底解説
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2024.11.06
・品位(K10・K18など)
・重量
・金相場
・買取業者ごとの単価
重要なのは、「どれだけの金が含有しているのか」です。たとえば、10gのK18製品の場合、その金の量は7.5グラムとなります。その日の金相場に照らし合わせると、おおよその買取価格が見えてくるでしょう。なお、国際市場の金相場は世界情勢や為替レートなどの影響を受け、毎日変動しています。
加えて、金の含有率だけが買取価格を左右するわけではありません。商品の重さやデザイン、買取業者ごとに単価なども影響します。そのため、K10・K18製品の具体的な買取価格は、査定に出さなければ判断がつきにくいとされます。
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まとめ
K10とK18には、金の含有率や耐久性、色合いなどに明確な違いがあります。その買取価格は国際市場の金相場に左右されるため、ほぼ毎日変わります。当然、金相場が高いタイミングで査定に出せば、高価買取が期待できるでしょう。
「なんぼや」では、K10・K18などの金製品の買取に力を入れております。傷・破損があるもの、汚れがあるものなど、コンディションが悪い製品も喜んで査定・買取します。不要な金製品をお持ちの方は、ぜひ一度「なんぼや」に査定をご依頼ください。