18金の錆びたり緑色に汚れたりする原因は?カラーゴールドのケースも解説
金の指輪やネックレスは錆びにくいと言われていますが、なかには経年によって錆びてしまう18金製品も存在します。また、単なる錆びよりも目立つ緑色の汚れが付くことも。今回は、18金が錆びる原因や、緑色の汚れの正体などについて解説します。 関連記事【更新:2024年4月】「18金」とは?素材の特徴や相場、お手入れ方法などを徹底解説
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金は錆びにくいのに、18金が錆びる理由とは?
18金が錆びにくい理由は、さまざまな金属のなかでも、とくにイオン化傾向の小さな金属だからです。
金属のイオン化とは、金属単体の原子が水溶液内で陽イオンへと変化することで、酸化の原因になりえます。金属が酸化すると錆びとして表面化してしまい、変色やくすみなどにつながるのです。
つまり、金属がイオン化しなければ、錆びの発生は起こりません。これが、金が錆びにくいと言われる理由です。しかし、一部の金製品は使い込んでいくうちに錆びや変色が発生します。この理由は、金の純度にあります。たとえば、18金には金以外の金属が含まれています。
金が錆びていなくても、混ざっている金属が酸化してしまえば、錆びや変色につながるのです。一方、22金などのほぼ純金については、他の金属が含まれていないため錆びることはほぼありません。
より詳しい内容は、「18金の変色を戻す方法は?黒ずみの落とし方を解説」で解説しているので、ぜひご覧ください。 関連記事金とプラチナは酸化しない?アクセサリーの変色の理由と対処法
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18金が錆びているときにすべきお手入れ・ケア
普段から身に着けている18金の指輪やネックレスは、汗などに触れることで錆びやすくなります。しかし、一度錆びてしまったからと言って諦めることはありません。適切なお手入れ・ケアを行うことで、輝きを取り戻せます。
自宅でもできる18金の錆びを落とす方法
状態にもよりますが、18金製品に発生した錆びは自宅で簡単に落とせる場合があります。以下の手順で、お手入れをしてください。
- ぬるま湯を用意し、そこへ中性洗剤を入れます
- 18金製品をお湯に入れて、20分程度放置します
- 20分経っても変色が落ちていない場合は、さらに10分放置します
- ぬるま湯から18金製品を取り出し、洗剤を水で洗いながします
- 柔らかい布で水分をしっかり拭き取ります
上記でも錆びや汚れを落としきれない場合は、アンモニア水の利用もおすすめです。ただし、直接アンモニア水をネックレスなどに触れさせるのは危険です。必ず水やお湯で希釈してから利用しましょう。
また、浸け置きする時間はおよそ5分で十分です。錆びが落ちていなければ、さらに5分追加といった形でお手入れを進めてください。
プロのクリーニングもおすすめ
自宅で錆びを取りきれない場合は、プロのクリーニングを活用するのもおすすめです。18金製品を購入した店舗などに持ち込めば、無料もしくは比較的安価に対応してくれるでしょう。より酷い錆びについては、専門業者を活用してみてください。
緑色の錆びが18金に発生する理由は?
長く使われた18金製品のなかには、緑色の錆びが見られるものがあります。これは、金が変色しているのではなく、銅が酸化したことで発生する「緑青」です。
金は元々柔らかな素材であるため、そのまま使うと変形しやすく、ジュエリーには向きません。そこで、強度を高めるために銅や銀を混ぜています。この割金が変色や緑青を発生させると、18金が錆びたように見えるのです。
ちなみに、一般的な素材で緑青が発生しやすいのは真鍮(しんちゅう)です。また、銅製品は先に酸化が発生しやすいため、よほどの高湿環境でもない限り発生することは稀です。
ホワイトゴールドが錆びる原因は?
ホワイトゴールドは、金に銀やパラジウムを混ぜ込んだ合金です。金以外の金属は割金と呼ばれており、この配合によって色味が変わります。なお、18金のホワイトゴールドがやや温かみのある黄色を帯びているのに対し、10金のホワイトゴールドは割金の色味がしっかり出るという特徴があります。
ホワイトゴールドが錆びる原因は、割金である銀やパラジウムが酸素に反応し酸化、もしくは変色するためです。なお、錆びではありませんが、ロジウム・コーティングが施された製品は、コーティングの剥がれによって下地の金が現れ、変色したように見えることもあります。
イエローゴールドが錆びる原因は?
イエローゴールドは、金に銀や銅といった割金を混ぜ合わせたカラーゴールドです。銀の割合が多くなることで、黄色味の強い色合いを作りだし、自然な光沢感を演出できます。なお、18金のイエローゴールドは金を多く服見た目、黄金色が強く表現されます。一方、10金については、銀や銅の主張が強く感じられるのが特徴です。
イエローゴールドが錆びる原因は、割金として使われている銀や銅が原因です。金ではなく、割金が空気に触れることで酸化し、錆びとして表面化してしまいます。
ピンクゴールドが錆びる原因は?
ピンクゴールドは金と銅を含んだ合金です。銅の赤色によって、温かみのあるピンク色が表現されます。なお、18金のピンクゴールドは金の含有量が多い分、柔らかなピンク色が特徴。一方、10金は銅の割合が多くなるため、はっきりとしたピンク色が表現される傾向にあります。
ピンクゴールドに錆びが発生するのは、上記に登場している銅が大きな原因です。製品によっては銅が7割を占める場合もあり、酸素や皮脂・化粧品などの油分と反応することで変色を起こします。
18金をいつまでも輝かせるために
18金の製品は経年によって錆びてしまうケースがあります。お手入れによって輝きを取り戻せる場合もあるため、ぜひ今回ご紹介したケアの方法をお試しください。
もしも自分では取りきれない状態であったり、今後使用する予定がなかったりするのであれば、「なんぼや」までお持ち込みください。当店では、金製品の高価買取を実施しています。お客様にご満足いただける査定額を提示いたしますので、お気軽にご来店ください。
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