刻印とは?14金を意味する刻印はどのようなものがあるのかをご紹介!
刻印は宝飾品や貴金属製品に刻まれており、それらの価値を判断する材料となる重要なものです。ここでは、刻印とはどのようなものか、14金を意味する刻印はどのようなものがあるのかをご紹介いたします。
ぜひ、参考にしてみてください。
刻印とはどのようなもの?
はじめに、刻印とはどのようなものなのかをご紹介いたします。
貴金属の種類や純度、国がその品位を保証した検定マーク、製造会社などのブランド、デザイナーのマーク、使用されている石の種類や重量などを表示
刻印にはさまざまな種類があり、貴金属の種類や純度、国がその品位を保証した検定マーク、製造会社などのブランド、デザイナーのマーク、使用されている石の種類や重量などを表示しています。
品物の価値を見定める上で重要な情報
刻印は、品物の価値を見定める上で重要な情報となります。買取の際には最初に確認されます。 関連記事750の刻印は偽物?刻印の意味や金製品の見分け方
ジュエリーや貴金属製品に「750」という刻印があった場合、どんな意味があるのでしょうか。一般的に、金製品の刻印では「K18」といった形で24分率…
2024.02.18
イミテーションのものに本物と同じように刻印しているものや、品物の価値とは関係ないオリジナルの刻印もあるため、あくまで一つの重要な情報という扱いとなることが多いです。
貴金属の刻印はどこにある?
では、その重要な刻印は貴金属のどこにあるのでしょうか。
刻印されている場所は指輪の内側やネックレスの留め金など
刻印されている場所として、指輪の内側やネックレスの留め金、ペンダントの裏側、ピアスの穴を通す棒のところなどが挙げられます。基本的には見えにくい部分に小さく刻まれていることが多く、文字を確認するためにはルーペなどが必要となります。スマートフォンのカメラ機能で拡大しても確認できます。
貴金属の刻印の歴史
ここで、貴金属の刻印の歴史について簡単にご紹介いたします。
金銀製品の品位証明制度を制定したのがはじまり
刻印のはじまりは、1300年代にイギリスでエドワード一世が金銀製品の品位証明制度を制定したことだといわれています。イギリスの金細工職人のギルド本部であるゴールドスミスホールで品位証明記号が打刻されたのが由来となっており、ホールマークと呼ばれるようになりました。
日本の検定のはじまり
日本においては、1929年に造幣局の貴金属製品品位証明規則が定められたことによって、国の検定がスタートしました。
任意の制度
イギリスやフランスなどの国では強制制度になりますが、日本の検定制度は任意となります。
そのため、品位表示のみとなっている製品も多くあります。
14金を意味する刻印はどのようなものがある?
ここからは、14金を意味する刻印はどのようなものがあるのかをご紹介いたします。
K14、14K、14KT、585
14金を意味する刻印は、K14、14K、14KT、585などが挙げられます。
K14は国産で14Kは海外製のもの
K14は国産品、14Kは海外製品で「あとけー」と呼ばれています。
KTはカラット
14KTのKTでは、純度を表す単位であるカラットを意味します。
585は金の含有率を示す
数字のみの585は世界的に一般的である千分率で純度を表示しており、とくにイタリア製のものが多く、金の含有率を表しています。
カラーゴールドを示す刻印もある
最後に、カラーゴールドを示す刻印についてご紹介いたします。
K14WG、K14 YG、K14PGなど
14金のカラーゴールドを示す刻印は、K14WG、K14 YG、K14PGなどがあります。
- K14WG
14金のホワイトゴールドという意味で、シルバー色です。金にシルバーや高価なパラジウムが含まれています。 - K14 YG
14金のイエローゴールドという意味で、純金に近い、黄色が強い目立つ色です。派手な印象なため、宝石との相性が良いとされています。 - K14PG
14金のピンクゴールドという意味で、赤みがかかった色です。可愛い色のため、とくに女性に人気があります。
まとめ
ここでは刻印とはどのようなものか、14金を意味する刻印はどんなものがあるのかをご紹介いたしました。刻印はさまざまな種類があり、品物の価値を見定める上で重要な情報となります。基本的には、刻印は見えにくい部分に小さく刻まれているため、お持ちのアクセサリーがどのようなものかを刻印で確認するには、ルーペなどを使ってみてください。そして、14金の買取を検討されているのであれば、ぜひお気軽に「なんぼや」へご相談ください。