PRADA(プラダ)バッグの修理方法は?おすすめの修理専門店も紹介

PRADA(プラダ)バッグの修理方法は?おすすめの修理専門店も紹介

プラダのバッグは、ナイロン製のカジュアルなものから、レザーのラグジュアリーなものまで豊富なデザインで人気があります。長年の愛用者も多く修理を依頼される方も多いです。

今回は、プラダのバッグの特徴とその修理方法、そしておすすめの修理専門業者まで詳しく解説します。

PRADA(プラダ)の特徴

PRADA(プラダ)の特徴

プラダは、イタリアを代表する高級ファッションブランドです。1913年にマリオ・プラダとマルティーノ・プラダの兄弟によってミラノで創業されました。当初は皮革製品を専門に扱っていましたが、1978年にミウッチャ・プラダがクリエイティブ・ディレクターに就任し、現在の地位を築き上げました。

シンプルで洗練されたデザインと、革新的かつ実用的な素材使いが特徴です。特にナイロンやキャンバス地を高級感のある素材と組み合わせたデザインは、プラダの代表作といえるでしょう。

プラダのレザーはサフィアーノレザーと呼ばれ、細かい筋模様の型押し加工をした牛革を使用しています。この型押し加工をすることで、傷や汚れに強く丈夫な素材となっています。

プラダのナイロン素材は、正式名称を「ポコノ」といいます。ポコノは、元々アメリカで開発された工業用ナイロン素材で、軽量で耐久性に優れていることが特徴です。軽くて丈夫なため、デイリーユースに向いています。撥水性にも優れているため、雨や汚れに強いことも魅力の一つです。

PRADA(プラダ)の修理方法

PRADA(プラダ)の修理方法

プラダのバッグの修理依頼方法は、大きく分けて2種類あります。

・正規店での修理
・修理専門店での修理

それぞれのメリットとデメリットについて解説します。

正規店での修理

正規店で購入したもので、購入後1年未満の場合は、正規店に依頼することをおすすめします。購入から1年以内だと無償で修理してくれる可能性があるためです。購入したお店でなくても、国内のプラダ直営店ならどこのお店でも持ち込みが可能です。その場で修理が可能か判断できる場合と、本社に送ってからの返答になる場合があります。

正規店に持ち込む場合は、購入したときのレシートやギャランティーカードなどの提示を求められる場合があります。保管している場合は、一緒に持っていきましょう。

正規店で修理を依頼するメリットは次のとおりです。
・プラダの正規品のパーツで修理ができる
・購入して1年以内なら無償の場合がある
・安心感がある

逆に、次のようなデメリットがあります。
・時間がかかる
・修理代金が高額になる場合が多い
・修理内容によっては対応してもらえない

正規店の場合は本国に送って修理する場合もあるため、輸送時間と費用がかかります。

また、金具やパーツを調達するのに時間がかかる場合もあります。そのため、日本で修理するよりも時間がかかるでしょう。輸送費と正規品のパーツ代が高額になるため、修理内容によって修理費用の総額も高額になります。

なお、購入から年数が経っている場合、カラーやパーツの用意ができないために修理を断られる場合があります。

修理専門店での修理

修理専門店では、正規店に断られたものでも修理できる場合があります。保証書を提示して正規品かどうか証明する必要もありません。しかし、修理専門店では正規品のパーツを使用できません。

修理専門店でのメリットは次のとおりです。
・料金体系がわかりやすい
・仕上がりまでの期間が短い
・専門店で断られた修理でも対応可能な場合がある

修理専門店でのデメリットは次のとおりです。
・正規品のパーツが使用できない
・修理専門店によって技術に差がある

修理専門店では、正規品のパーツを取り寄せることはできません。できる限り近いもので修理しますが、まったく同じものではありません。また、修理専門店の修理技術には差があるため、過去の実績や実例を参考にして修理専門店を選ぶことが大切です。

PRADA(プラダ)の修理は正規店と修理専門店どちらがおすすめ?

プラダのバッグの修理を正規店に依頼するか、修理専門店に依頼するかは何を重要視するかによって異なります。

正規店に依頼するのがおすすめの主なケースは次のとおりです。
・時間や費用がかかっても元の状態と全く同じにしたい場合
・購入から1年以内の場合

正規店での修理の場合は、パーツを取り寄せたり本国にバッグを送ったりする場合があるため、時間と費用がかかりますが、元の状態に戻すことができます。また、購入から1年以内の場合は、無償で修理をしてもらえる場合があるため、正規店に相談するとよいでしょう。

一方で、修理専門店に依頼するのがおすすめの主なケースは次のとおりです。
・急いで修理をしたい場合
・店舗に行かずに宅配で依頼したい場合
・修理代金を安くおさえたい場合

修理専門店では、LINEやメールで画像を送っての見積もりが可能です。店舗に行かずに宅配で修理依頼をすることもできるため、時間を節約できます。また、料金がわかりやすく専門店に比べて安いことが多いです。そのため、忙しい方や料金を安くしたい方には修理専門店がおすすめです。

直営店でのPRADA(プラダ)修理依頼の流れ

直営店でのPRADA(プラダ)修理依頼の流れ

続いて、直営店でプラダの修理を依頼する際の流れについて解説します。

まずはカスタマーセンターに連絡しましょう。ギャランティーカードがあれば店舗に持ち込むことになります。

店頭でバッグの状態を見てもらい、修理が可能か、可能なら費用はどれくらいになるか、おおよその金額と修理期間が提示されます。そして、顧客情報を入力し控えをもらいます。

ギャランティーカードを持っていなくても、正規品とわかれば修理してもらえます。その場合は、店頭で判断するのではなく、一旦バッグを預け、本社での鑑定を受けることになります。正規品とわかれば修理可能です。

修理専門店でのPRADA(プラダ)バッグの修理依頼の流れ

修理専門店でのPRADA(プラダ)バッグの修理依頼の流れ

続いて、修理専門店でプラダの修理を依頼する際の流れについて解説します。修理専門店では、LINEやホームページから受付、相談、見積もりまでできる場合があります。

修理したい商品の状態を写真で撮影し、修理専門店に送る

修理したい商品の状態を、できるだけわかりやすく写真で撮影します。商品の裏側や内側の状態も撮影しましょう。なるべく多くの情報を伝えたほうが、修理内容を判断しやすく、また正確な見積もりを出してもらえるからです。

修理専門店から見積もりの連絡がくる

修理専門店から修理内容と費用の見積もりが届きます。見積もりの内容に納得できたら修理を依頼します。修理費用は修理内容や商品の状態によって異なります。また、修理専門店によっても修理費用が異なることに注意してください。

商品を修理専門店に送る(持ち込む)

見積もりの内容に納得したら、商品を修理専門店に送ります。修理専門店によっては、宅配便での送付に対応しています。店舗に直接持ち込むことも可能です。

商品を受け取る

修理が完了したら商品を受け取ります。以上が修理専門店での一般的な修理依頼の流れです。

PRADA(プラダ)のバッグの修理内容

バッグ修理
続いて、プラダのバッグ修理で特に相談の多い内容を紹介します。

レザー製品の場合
・内袋の交換・修理
・持ち手の交換・修理
・クリーニング
・角の擦れの補色

ナイロンや布製のバッグの場合
・内袋の交換・修理
・ハンドルやバッグ本体の糸のほつれ

それぞれどのような修理なのか解説します。

内袋の交換・修理

内袋(内側の布)の縫い目がほつれた場合、縫い合わせるか補強をして修理をします。破れてしまった場合は、あて布をして補強をするか交換するかになりますが、破れの状態で異なります。

プラダのバッグは、内側にロゴ入りのナイロン生地が使用されていることが多いです。使っているうちにこのナイロン生地に負担がかかり、ほつれる場合があります。

そのままにしておくと、ほつれがどんどん広がってしまい、そこから破れてしまう場合もあります。そうなると、既存の生地を使用しての修理が難しくなります。プラダのロゴ入りの生地は残したいと考える方が多いでしょうし、内袋自体を交換することになってしまうと修理費用が高くなります。

ほつれがひどくならないうちに、可能な限り早めに修理を依頼しましょう。

持ち手の交換・修理

縫い目がほつれた場合や少しのひび割れ程度なら、持ち手の交換ではなく部分的に補修をします。状態によっては、持ち手そのものを似た革で作成し交換します。

クリーニング

クリーニングの方法は素材によって異なりますが、水で丸洗いする方法とクレンジング剤を用いる方法があります。

水洗いは洗浄力が高いですが、繊細な革の場合はダメージが大きくなります。プラダのバッグは、革専用のクレンジング剤で汚れを落とします。保湿しながらクリーニングをすることで、汚れを落とすだけでなく、乾燥を防ぎ長持ちさせることができます。

角の擦れの補色

補色とは、擦れて白くなってしまったところに色を補う修理のことです。具体的には、バッグの元の色と同じ色を作り塗装します。

角は、擦れてはげやすい部分です。そのままにしておくとどんどん広がってしまいます。

色が落ち一部が白くなっている場合は補色をしますが、擦れた部分から中の芯が見えてしまっている場合は、その部分をふさいで補正します。パイピングが施されている場合は、一部補正か交換をします。

ハンドルやバッグ本体の糸のほつれ

ナイロンや布製のバッグで多いのが、糸のほつれです。擦れたり力がかかったりするところは、糸がほつれやすいためです。その場合は、ほつれた箇所と同じ色の糸を使い縫いなおします。一部分のほつれでも全体の再縫製を行う場合があります。

PRADA(プラダ)のバッグの修理料金相場

バッグの修理料金は、修理の内容、バッグの傷み具合、素材によって大きく異なります。長年使用していると、ファスナーが壊れたり、角が擦れてはげたりする場合があります。

ここでは、プラダのバッグを修理専門業者に依頼する場合の相場について解説します。

ファスナー・スライダーの交換

プラダのバッグを長年使用していると、ファスナーが破れたり、スライダーが壊れたりする場合があります。その場合は似た色のファスナーを使用して交換します。スライダーのみ交換の場合は3,000円から、すべて交換の場合は12,000円からです。

金具交換

長く使用すると金属の金具が錆びたり壊れたりすることがあります。その場合は、形状が同じ金具に交換します。料金の目安は6,000円からです。

内袋の交換・修理

プラダバッグの内側がベタベタと劣化している場合は、布や合皮、スエード革にて交換します。料金の目安は27,000円からです。

角の擦れ補修

角は傷みやすい部分です。白く剥げている場合は補色します。料金は8,000円からです。

パイピング修理

パイピングが破れて中の芯が見えている場合は、部分的に革をつぎ足すか、パイピングすべてを交換します。料金の目安は8,000円からです。

持ち手交換

持ち手が黒ずんできたり破れたりと傷みが激しい場合は、似た素材で持ち手を作成し交換します。料金相場は20,000円からです。

PRADA(プラダ)製品を長持ちさせるメンテナンス方法

PRADA(プラダ)製品を長持ちさせるメンテナンス方法
プラダのバッグの特徴やお手入れ方法を理解しておくことで、プラダのバッグを長く美しく愛用できます。ここでは、プラダのバッグのお手入れ方法について解説します。

レザーケア

革の基本的なお手入れ方法は、革表面に付着したホコリや汚れを落とすことです。ホコリは革の油分を吸い取り劣化の原因になるためです。

外出先から戻ったら、柔らかい布でさっと拭いておきましょう。クリームを使うのはシミの原因になる場合があるため注意が必要です。

ナイロン製品のお手入れ

ナイロンバッグは軽くて使いやすく、使用する頻度が高いでしょう。その分だけ汚れが付きやすいともいえます。ナイロンバッグのお手入れも、基本はホコリをはらうことです。ブラシや布でホコリを取り除きましょう。ナイロンは熱に弱いので、濡れたからといってドライヤーで乾かすのは厳禁です。型崩れの原因になります。

金具のお手入れ

バッグに使われる金具の多くは、ステンレスに金色のメッキをしたものか、真鍮(しんちゅう)です。真鍮の場合は経年劣化でどうしても黒くなります。ホームセンターに売っている金属クリーナーで綺麗になります。ただ、金属以外のところに付着するとバッグにダメージを与えますので、不安な場合は修理専門業者に依頼しましょう。

ステンレス製のメッキの場合は金属クリーナーを使うと剝げてしまうので、金属クリーナーは厳禁です。絶対に使用しないでください。やわらかい布で拭くだけにしましょう。錆びてしまった場合は交換するしかありません。そうならないために日頃からホコリを取り除くお手入れが大切です。

修理専門店でのPRADA(プラダ)バッグの修理に関するよくある質問

修理専門店でのPRADA(プラダ)バッグの修理に関するよくある質問

続いて、修理専門店でのプラダのバッグ修理でのよくある質問とその回答を紹介します。同じ修理を考えている方はぜひ参考にしてください。

バッグの内側の袋がベタベタしているのは修理できますか?

修理可能です。 バッグの内袋は経年により劣化します。内袋を布や合皮、スエード革などで交換します。

バッグの糸がほつれてしまったのですが、修理できますか?

修理可能です。糸が無くなっている部分や、取れかけている部分を縫いつける修理をします。

擦れたり破れたバッグの角を修理できますか?

修理可能です。部分的に革をつぎ足すか、全体を交換します。補色をするだけで対応できる場合もあります。

バッグの革が切れて壊れたのですが、修理できますか?

修理可能です。 破れ、裂けなどの補強修理や、新しく作成することもできます。

バッグの金具が壊れたり無くなった場合、交換や修理はできますか?

修理可能です。 さまざまな金具の中から近い金具と交換します。

PRADA(プラダ)のバッグ・靴修理なら「ALLU BAG REPAIR」がおすすめ

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プラダのバッグの修理をお考えなら、「ALLU BAG REPAIR」におまかせください。全国のALLU BAG REPAIRの店舗に直接修理品をお持ちいただくか、宅配キットをお申込みいただき、修理品を送っていただくことも可能です。

遠方に住んでいる方や、時間を節約したい方は宅配での依頼が便利です。また、お急ぎの方はLINE見積もりを行っていますので、ぜひご利用ください。

まとめ

プラダのバッグを修理をしたい場合はプラダの直営店に持ち込むか、修理専門店に依頼するか2通りの方法があります。時間とお金をかけても、正規品のパーツで修理したい場合は直営店での修理になりますが、急ぎで修理したい場合や、できる限り安く済ませたい場合は修理専門店がおすすめです。

修理専門店のメリットをまとめると、次の3点です。
・納期が早い
・料金が明確で安い
・宅配で修理依頼ができる

バッグ修理をお考えの方は、お気軽にご相談ください