ブランドバッグが壊れたり汚れたりしたとき、自分で安く修理できないかと考える人もいるでしょう。愛着のあるバッグを修理し長く使い続けるために、自分で安く修理できる方法があるなら知りたいですよね。
今回は、購入したブランドの直営店への修理依頼やプロの修理業者に任せる場合のメリット、ブランドバッグを安く自分で修理する方法について解説します。バッグの修理で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
ブランドバッグの修理が必要となる主な原因
愛用しているブランドバッグが壊れたり汚れたりする原因はさまざまです。原因や要因を知り、気をつけることで品質を維持し、長く使用することができます。
・荷物の重み
・劣化
荷物の重み
バッグの修理で多いのが「持ち手部分」の修繕です。その原因は荷物の重みによるものが多く、主な損傷は革の剥がれ、ひび割れ、破れなどがあります。
軽度の損傷には部分的な補修やパーツ交換で対応し、重度の損傷では持ち手全体の交換が必要となることが多いです。
劣化
バッグ内部がベタついたりボロボロと剥がれてくる状態は、合成皮革素材の劣化が原因です。時間の経過とともに劣化した内袋の合皮や接着剤が原因で、これらはクリーニングでの対応が難しいため、新しく張り替える必要があります。
直営店でブランドバッグを修理するメリット
ブランドバッグが壊れたり汚れたりした場合は修理に出しますが、その前に確認すべきポイントがあります。
・ギャランティカードが手元にあるかどうか
・保証期間(修理サービス)
ギャランティカード
ギャランティカードは、ブランド品が正規ルートで販売された品質を保証する証明書です。このカードには、購入店舗、購入日、購入者の名前、アイテムのシリアルナンバーなどが記載されています。このカードを提示することで、ブランドのメーカー保証による修理やメンテナンスが可能となります。
ブランドによってギャランティカードの取り扱いは異なり、ギャランティカードを付けていない場合もあります。特にエルメス(HERMES)は製品に刻印を施しており、この刻印から製造年やアトリエ名、職人ナンバーなどの情報がわかります。
ギャランティカードはブランド品の正規性や品質を証明する重要なアイテムであり、ブランド品の修理をする際にも参考になるので確認しましょう。
保証期間(修理サービス)
初期不良や短期間での不具合は不良品対応となりますが、ブランドによって保証期間(修理サービス)の設定には違いがあるため確認が必要です。
参考UR
ルイ・ヴィトン 公式サイト「お手入れ/修理」
グッチ公式サイト「お手入れ/修理」
エルメス公式サイト「お手入れ/修理」
ブランドバッグの一般的な保証は、内部不良などの見えない欠陥に対してのものであり、外的なダメージには適用されません。修理には部品代や人件費がかかり、自分の不注意での損傷は自己負担となる可能性が高いです。
修理業者にブランドバッグを修理依頼するメリット
簡単な修理やクリーニングなら自分で行っても良いかもしれませんが、高価なブランドバッグで複雑な修理が必要となる場合は、専門の修理業者に依頼することを検討すると良いでしょう。ここでは、専門の修理業者に依頼するメリットを解説します。
・買い替えよりも安い
・技術力が高い
・ブランドバッグの知識に精通している
・個別の要望にも対応している
買い替えよりも安い
ブランドバッグの修理は、同じバッグを新しく買い替えるよりも修理業者に依頼して直した方が費用を抑えられます。また、これまで使用してきた愛着があるブランドバッグを、美しい状態に直して長く使い続けることができます。
技術力が高い
ブランドバッグの症状、素材、構造により修理方法は異なります。同じブランドバッグでもさまざまな修理パターンがあり、各修理分野に専門的な知識が必要です。
ブランドバッグの修理業者に依頼すると、その分野の専門家が担当するため豊富な知識と技術力で、適切な修理が可能となります。
ブランドバッグの知識に精通している
ブランドバッグの修理やクリーニングには、ブランドの特性と素材に精通した業者の選定が重要です。特に革・レザー製品は専門的な取り扱いが要求されるため、革・レザーに関する専門知識が必要になります。
信頼されるブランドバッグ修理業者に依頼することで、ブランドそれぞれの豊富な経験と専門知識を持つ修理業者のサービスを受けることができます。
個別の要望にも対応している
ブランドバッグの修理を依頼する際は、元の状態に戻すことやヴィンテージ感を保持することなど、さまざまな希望があるでしょう。具体的な修理箇所や革の仕上がりの色味などの要望は、ブランドバッグ修理業者としっかりとコミュニケーションをとることで、細かな要望に柔軟に対応してもらうことができます。
メーカーでは断られるような修理でも個別の要望に対応してもらえるのは、ブランドバッグ修理業者に相談する大きなメリットです。
【要望別】修理業者に依頼することができる内容
ブランドバッグの修理業者に依頼することで、自分ではできない修理を専門的に対応してもらうことができます。以下は、修理業者に依頼することができる内容の一部です。
破れ補修
ブランドバッグは、衝撃や経年劣化で革が破れたり、ひび割れたりすることがあります。特にバッグの底面の角はダメージを受けやすい部位です。
これらのダメージは、専門の修理業者に依頼することで、新品同様に補修できることが多いです。特に革製品の破れは自分で修理することが難しく、専門業者に依頼することが推奨されています。
クリーニング
ブランドバッグのクリーニングサービスは、汚れを落とすだけではなく、さまざまな追加サービスが提供されています。
・シミや汚れのクリーニング
・撥水や消臭加工
・カラーチェンジ
価格はバッグの状態、素材、大きさなどによって変わる場合があります。例えば料金は、布→革→エナメルの順に高くなる傾向があります。
内袋交換
ブランドバッグの内袋は時間と共に劣化し、ベタベタ感や白い粉の発生などの問題が生じることがあります。これは、主に内袋の合皮素材や接着剤の劣化によるものです。
クリーニングだけでは取り除けないこの問題を解決するための方法として、新しい内袋への張り替えサービスが提供されています。
日本は湿度が高い気候であるため合成皮革の内袋とは相性が悪く、破れやカビの発生、ベタベタ感やポロポロとした剥離が起こることが多いです。そのため、内袋の劣化が気になったら、内袋交換を利用することで解決できます。
持ち手(ハンドル)の交換
ブランドバッグの持ち手(ハンドル)やショルダーベルトが切れたり破損したりした場合、新しいものに交換できます。
持ち手は頻繁に触れる部分であるため、手の脂などが染み込むことで黒ずんだり、色が擦れたりします。大きなダメージが生じた場合、持ち手を元に戻すのは難しく、新しい持ち手への交換が推奨されています。
ファスナー交換
ファスナーが開閉できない、テープが切れるなどの問題が発生した場合、ファスナーの交換ができます。ブランドバッグ修理業者は多くのファスナー在庫を持っており、修理するブランドバッグに合わせて適切なファスナーを選ぶことができます。
金具交換
ブランドバッグの金具のトラブルは、金具交換で解決できます。金具交換だけではなく、ブランドロゴやデザイン性を考慮し、元の金具を活かす修理ができるブランドバッグ修理業者もあります。
依頼者のニーズやブランドバッグのデザインを尊重しながら適切な修理を提供してもらえるのは、ブランドバッグ修理業者を利用するメリットです。
根革修理
根革は、ブランドバッグの持ち手と本体を結びつける部分の革を指します。この部分は、荷物の重さや日常の使用により負担がかかり、切れたり破損したりすることが多い場所です。
破損が発生した場合、根革の形や状態に応じて、付け替えや補強、または縫い直しといった修理が行われます。特に、金具が破損しない限り、根革自体のダメージが軽微であれば、縫い直しによる修理が行われることが多いです。
パイピング
ブランドバッグの底角部は擦れや破損が起こりやすいため、内部のプラスチックが露出してしまうことがあります。
パイピングの修理では、このようなダメージをカラーリングや革の巻き直しで補修し、新品のような見た目に再生することが可能です。特に角部分の擦り切れが激しい場合は、革を全体的に交換することで継ぎ目のない仕上がりが期待できます。
ブランドバッグ修理料金の相場
ブランドバッグの修理料金の相場はおおむね次のとおりです。
バッグ修理箇所 | 概算費用 |
---|---|
ファスナー | 3,000~8,000円 |
根革 | 3,000~8,000円 |
パイピング | 3,000~8,000円 |
クリーニングや破れ修理 | 10,000~20,000円 |
修理箇所 | 正規店 | 修理業者 |
---|---|---|
持ち手 | 約2万円 | 約1万円 |
根革 | 約2万円 | 6,000円~1万円 |
パイピング | 2万円~3万円 | 5,000円~1万円 |
内袋交換 | 3万円~4万円 | 6,000円~4万円 |
金具交換 | 5,000円~17,000円 | 1,000円~6,000円 |
ファスナー交換 | 20,000円~30,000円 | 7,000円~15,000円 |
正規店は、修理業者の約1.2倍~2倍ほど修理料金が高くなるといわれています。修理箇所やバッグの素材により料金は変動するため、詳しい金額はお問い合わせください。
自分でブランドバッグを修理するメリットとデメリット
使っているブランドバッグが壊れたり汚れたりした際、自分で修理できる場合もあります。自分でブランドバッグを修理するメリットとデメリットを知ることで、安く修理できるかの判断材料となります。
自分で修理するメリット
自分でブランドバッグを修理するメリットは、コストを抑えられる点です。
ブランドバッグの修理方法はインターネット上でも紹介されているため、参考にしながら自分で修理することが可能です。ただし、自分での修理は軽いこすれや汚れ程度までとし、十分注意しながら行う必要があります。
ブランドバッグの専用クリーニング剤を購入し、定期的にメンテナンスをすることで、新品同様の輝きを保つことができます。
自分で修理するデメリット
ブランドバッグを自分で修理すると、不適切な修理で状態が悪化してしまい修復不可となることもあります。修理後の見た目が悪くなり、愛着が半減したり、革の種類によっては特別な技術が必要となったりする場合があります。
専門的な知識や技術がないと適切な修理は難しいため、自分でブランドバッグの修理を完璧に行うことは難しいといえます。
安くて信頼できるブランドバッグ修理業者の選び方
ブランドバッグは高価なものが多いため、修理を依頼する際は信頼できる業者を選ぶことが重要です。安くて信頼できるブランドバッグ修理業者の選び方のポイントは次のとおりです。
・ブランドバッグ修理の実績が豊富にある
・宅配修理に対応している
・口コミを参考にする
・料金体系がわかりやすい
ブランドバッグ修理の実績が豊富にある
ブランドバッグの修理業者を選ぶ際は、その店の修理実績を基に判断しましょう。同じブランドや型のバッグでも、修理のパターンは多岐にわたるため、実績豊富な店を選ぶことが重要です。
公式サイトで実際に修理した写真を参考にすることで、在籍している専門職人や修理実績を確認することができます。多くのブランドバッグの修理に対応している場合、症状に応じた修理のアドバイスやサービスが期待できます。
修理期間や修理方法などALLU BAG REPAIRを参考にしてみてください
宅配修理に対応している
ブランドバッグの修理業者を選ぶなら、宅配修理サービスがある業者がおすすめです。宅配修理サービスを提供している業者は、持ち込みの手間や店舗への訪問時間を考慮すると、特に遠方に住む方や多忙な方にとって便利なサービスです。
口コミを参考にする
実際にブランドバッグの修理を依頼した人の口コミを参考にすることで、対応や修理技術を確認することができ、業者選びの際のリスクを低減させることができるでしょう。
公式サイトやSNSで修理を依頼した人の口コミを確認することができ、修理の仕上がりの質や対応のスピード、価格の妥当性、アフターケアの対応など、実際にサービスを利用した人だけが知る情報を参考にすることができます。
料金体系がわかりやすい
ブランドバッグ修理の料金は、業者によって大きく異なることがあります。そのため、修理箇所ごとに何にいくらかかるのか、料金設定のわかりやすさは業者選びの重要なポイントです。
はじめから料金が明確に表示されていれば、後から追加料金が発生するなどのトラブルを避けられる可能性が高くなります。
修理の内容や難易度、使用する材料によって料金が変動することは当然ですが、それに関する説明が具体的で詳細に記載されている業者を選ぶと、予期しない出費に驚かされることが少なくなるでしょう。
修理料金や修理パーツなどALLU BAG REPAIRを参考にしてみてください。
バッグ・靴の修理はALLU BAG REPAIRがおすすめの理由
長く愛用している思い入れのあるブランドバッグが汚れやほつれが気になり自分で修理できるのか、修理業者に依頼した方が良いのか悩んでいる場合には、多くのブランドバッグの修理実績のある「ALLU BAG REPAIR」にお問い合わせください。
ALLU BAG REPAIRでは、修理するバッグの質感を重視し、擦れなどのダメージを受けた表面を修復し、バッグ本来の輝きを再生します。ブランドバッグやエナメルの修理が得意で、変色や黄ばみ、色移りなどのエナメル修理から、ファスナー交換や修理まで、幅広く手がけています。ブランドバッグの修理について何かあればお気軽にご相談ください。
まとめ
ブランドバッグを安く自分で修理できるのは、クリーニング程度です。プロの修理業者に任せることで、新品のような輝きを取り戻し長く使い続けることができます。ブランドによっては修理サービスを利用して修理することもできますが、購入から時間が経過すると有料になる可能性があります。
ブランドの直営店で修理を依頼するよりも安くできるのは、ブランド修理ALLU BAG REPAIRです。ブランドバッグ専門の技術と経験を持っているので、バッグの特性や質感を正確に理解し、適切な修理を行うことが可能です。
ブランドバッグの修理は、専門の知識と技術が求められる作業です。ALLU BAG REPAIRに依頼することで、バッグの価値を保ちながら長期的な使用を楽しむことができるでしょう。